紀州のドン・ファンと呼ばれる資産家の野崎幸助さん(77)が5月24日夜、自宅で不審死をしているのが見つかった。ぼくは、彼の著作を読んでおり、とても面白い本だったので彼の死はとても残念だ。遺体からは、致死量の覚せい剤が検出されたという。

 

● 覚せい剤で逮捕歴
覚せい剤との接点があったのは、野崎さんが雇い入れていた家政婦さん。
週刊文春6月14日月号に詳しい記事が掲載されている。

彼女は六本木に自宅を持ち、野崎さんの会社の取締役を務めると共に、月に十日ほど和歌山県田辺市に通い、家政婦として食事など野崎さんの身の回りの世話をしていた。

 

野崎さんと親交のあるデヴィ婦人はこう話す。

「社長は私の目の前で『もし死んだら(家政婦に)四千万円譲るという遺言を書いている』と家政婦さんに言っていました」

田辺市で生まれた家政婦のSさんは上京後、夜の街を舞台に生きてきた。六本木にダイニングバーを開店させたのは十数年前のこと。

「お店は繁盛していて、Sさんは俳優の竹内力が常連だと自慢していました。でも、その当時婚姻関係にあった夫に問題があった。彼は覚せい剤で二~三回逮捕された末、Sに三行半(みくだりはん)を叩きつけられたのですが、出所後、金を無心するようになったのです。そんなこともあり、その飲食店は閉店してしまいました」
(飲食店関係者)

 

その後、Sさんが雇われママとして働くようになったのが、同じ六本木のスナック「P」だった。
彼女を知る別の飲食店店主が当時を振り返る。
「マスターとママの他、三十代くらいの女の子が二~三人いましたね。ママの娘はクラブシンガーをしていました」

同店は約二年前に閉店したが、その頃からSさんは「和歌山の富豪のところに行く」と、周囲に話していたという。

 

彼女が”家政婦”として野崎さんの自宅に出入りするようになったのは今から約八ヵ月前のこと。

「Sさんはとにかく社長をおだてるのがうまい。『社長すごーい』って。『私はそういう仕事(ホステス)をしてきたから扱いが違うのよ』なんてことを言うんです」(前出・従業員)

ところで、Sさんは六本木の自宅に家宅捜査に入られているが、「自宅から覚せい剤が検出されたという事実はない」
と、捜査関係者は否定する。

 

● 美人で二十から二十五歳まで
野崎さんは「紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男」という本の前書きにこのように書いている。

私がお金を稼ぐ理由は、なんといっても魅力的な女性とお付き合いしたい、その一点に尽きます。
いい車に乗りたい、いい家に住みたい、いいモノを食べたい・・・・・・・・。
人にはいろんな欲望がありますが、私の場合、車や家にはほとんど関心がない代わり、美しい女性とセックスしたいという欲望は、今も尽きることがありません。

 

週刊文春に野崎幸助さんの知人A氏は彼の好みをこのように語る。
「社長の条件は、とにかく美人、身長170センチ以上、二十から二十五歳までの三つでした」」

その遊び人の彼が、あえて女遊びが不自由になる結婚をしていたとは、野崎さんの本を読んだぼくには意外な事実だった。実は、3度目の結婚だという。

 

奥さんとの出会いに関して、本人はこのように語っている。

昨年秋に羽田空港で転んだ私を優しく助けてくれたのがファッションモデルのYちゃんでありました。もちろん計算ずくの転倒でありましてコケるのも歳の甲、亀の甲であります。

 

と、サイトの記事にあったが、実は野坂氏と奥さんの仲介役は、前出の知人A氏だった。

二十から二十五歳までの美人を探して、知人A氏は「野崎氏の目的はセックス」にあることをYさんにあらかじめ伝えた。だが、Yさんは臆することなく首肯したという。

 

● 普段からオムツをつけていた
しかし、野崎さんに関して語るタレントのデヴィ婦人の発言は、この事件のイメージそのものをくつがえす。
「彼はドン・ファンじゃ全然ないです。真逆」「2回、脳梗塞をなさっていて、ヨダレもたらしていて、食べ物もよくかめず、モゴモゴしてこぼされていらして、おみ足が悪くて引きずってらした」「あれ(ドン・ファン)は本の宣伝ですよ」――。

 

野崎さんの経営する会社の従業員はこういう。

「(死亡の発見当時)下半身に何も身に着けていなかったのは、社長が普段からオムツをつけていたためでしょう。社長は病気のせいで年中、大も小もオムツに漏らす。オムツで吸収しきれなくなり、床やお風呂にこぼすこともあった。そのたび、家政婦や従業員に掃除させた。車を運転していても、ブーって漏らす。だから2階の社長の寝室は臭いひどく、奥さんは『あんな部屋に上がりたくない』『車で漏らして臭かった』と毛嫌いしていた。奥さんは次第に社長と一緒に住むのを嫌がり、月100万円の小遣いをもらうと、モデルの仕事が入ったと東京にさっさと帰っていた」

 

その真偽はともあれ、55歳年下の22歳ということで、今回の事件も当然、奥さんに疑いの目が相当強く注がれているようだ。
逆に考えると、このような死亡事件があれば疑われるのは予想のつくところなので、もう少し込み入った事情があるのかもしれない。と、ぼくは思うのだがこれは考えすぎか?
この事件はいろんな情報がつねに出てきてそれだけに混乱されやすい。また一つ一つが興味深い内容だ。なんにしても捜査の進展が待たれるところ。

 

参照:紀州のドン・ファン悲しき虚栄「オムツに大小漏らし、妻に毛嫌いされ…」脱税、刺され、名字も変える

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