あけましておめでとうございます。
今年は、好きなマンガに関してもサイトにアップしていきたいと考えてます。
と、いうわけで、まずは下記にアップしてあるのはクレパス画家でマンガ家の史群アル仙
の「今日の漫画」という作品集にもアップされている1ページ漫画。
実は、史群アル仙はツイッターで「1ページ漫画」というのを行っており、この「狂人に
なりきれない男」を掲載後に、200も無かったフォロワー数が何倍にも膨れ上がったと
のこと。
作者は『夢かとも思いました。しかし、それは夢ではなくついに本になりました。』 と、あと
がきに書いてある。
1ページの漫画により、本の出版に繋がった・・・・・・というのはすごい事だと思った。
短いコマ数で特別の余韻を残す傑作の1ページとなっている。
このマンガでの「ぶっ殺してやるー!!!」 という叫びは創作というよりは、作者の
現実の精神状態をあらわしたことが推測される。
作者のサイトでアップされている実体験を描いた「メンタルチップス 不安障害とADHDの
歩き方 」というマンガを読むと、最初はうつ病と診断されていたのだが、実はADHD
(注意欠陥・多動性障害)という病とのことで、日常生活がとても困難な様子が描かれ
ている。
実際に、交番に「私は人を殺すかもしれません」と言ってまるで自首するような形で訪れ、
いきなり壁に頭部を打ち付けて額から出血して、パトカーで本署に連れていかれた様子
を描いている。
上部のマンガも、ぼくの好きな短編作品の5ページ分の1ページ。
彼の頭から酒が流れ出るというシュールな発想で、その酒が人を喜ばす状態を描いてい
る。この短編の結末は悲劇で終わっているが、頭から流れ出る酒は彼のイマジネーション
が人々に与える喜び、つまり作者の創作(マンガやクレパス画)に置き換えることができる
のではないか。
独特な人間の悲しみと救いをベースにした味わいを保ちつつ、作品を作り続けてほしい
と思う。

