akuma

週刊新潮の新年特大号を買った。それは恒例の「悪魔の人名辞典」が面白
いから。これだけ面白いなら、1年に1回ではなくて、毎週掲載してもらいたい
と思う。それが無理ならせめて、年に3回は読みたいところ。


犯罪者に興味があるぼくが、最初に関心したのが、「神いっき」の紹介。


『川島芳子や鳳蘭の系譜を継ぐ男装の麗人。別名は声優のアイコ。行きずり

の男に酒を飲ませるまでは女に徹し、金品を奪う荒事の段は男として遂行。
さらには公判が続く中、拘置所で出産を控えているなど、性別を自在に行き
来するそのモビリティは、ジェンダーフリー研究所から熱視線を送られている』


『性別を自在に行き来する』というところの表現がいい。まるで、SFの世界
での犯罪者のよう。ところで、「オレ」と名乗っていた神いっきを妊娠させた
のは、いったい誰なのか?安藤美姫の父親よりも、こっちの父親が誰なのか
が気になってしまう。


ところで、安藤美姫も人名辞典に出ており、『氷上から日常へと舞台を移して

も、なお自由演技を極めんとする求道者』と書かれており、この定義も見事。


お次は浅田舞。浅田舞は綺麗で色っぽく、会話もなめらかで、テレビ的にも
映える。でも、浅田舞を見ると、条件反射的に妹の浅田真央が頭の中に浮か

んでしまうのは、なんとも困った現象。ところで、真央が胸がペッタンコなの
に、舞は巨乳という、本当に不思議な姉妹。どう考えても、浅田舞は豊胸手術
をしたとしか思えないのだが、どうなのか?その舞を人名辞典ではこう表現。


『妹の七光りエネルギーを効率よくギャラに変換するエコシステム。「姉妹で
合コン三昧」という報道を全面否定し、妹の威光を守ったかに見えたが、ほど
なく自身の縁談が露見。単なる自己保身で否定していたことが明らかとなり、
エネルギーの供給が打ち切られるのは時間の問題とみられる。』


さて、最後はミステリー映画のように、みんなをだましてくれた片山裕輔。


『なりすまし猫好き男。猫カフェで猫に頬ずりし、江の島で猫の首輪にSDカー
ドを取り付けるほどの愛猫家とみられていたが、起訴されると犬好きの本性を
現した。犯行の記録が残る携帯電話を地中に埋め、「花咲か爺さん」のシロを
意識して「ここ掘れワンワン」と挑発したが、警察に掘られた結果、クロとなった。

参照:週刊新潮

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