最寄の駅の近くにある本屋で、過去に上映した面白い映画の紹介の本を見つけた。
ページ数は、約100頁と多くはないものの、紙が厚いし、オールカラーなので、値段

は千円以上だろうと思って確認したら、580円。これは安い。
題名は「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画109」という。

でも、なんで100で切らないで109なのだろう?
そのほうが、印象に残るからなのだろうか?

このシリーズで、同じ近代映画社から、「お家で鑑賞できる次世代に残したい名作
映画96」という本もある。これも取り上げている映画の数が100ではなくて96
という中途半端な数。


ところで、その本「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画109」の中身を
立ち読みしたら、ぼくの大好きな映画2本を紹介していた。
ブライアン・デパルマ監督の映画で「殺しのドレス」と「ボディ・ダブル」。
第2のヒッチコックとまで呼ばれるようになったデパルマ監督だが、この頃の作品は
ヒッチコックを超えているとぼくは思う。


ところで、デパルマ監督の「レイジング・ケイン」まで入っているのは、とても疑問。
これを入れるくらいだったら、「キャリー」か、もしくは「アンタッチャブル」か
「スカーフェイス」だろうに。


などと、個人的にあれこれ想いがかけめぐるので、ベスト映画を並べた本を読むのは
面白い。
また、この本の映画のストリー解説は、要点をうまくまとめていて、わかりやすい。
週刊文春の「Cinema Chart」は、ぜひ見習ってほしいものだ。