土曜日に、「華麗なるギャツビー」を妻と見に行った。
原題は「The Great Gatsby」
これを、「偉大なるギャツビー」などとゆう変なタイトルにしてくれなかったのが
いい。「華麗なるギャツビー」というタイトルを聞いただけで、美しさがあふれて
いるイメージが湧いてくる。
人並み外れた容姿と富を兼ね備えたギャツビーを華のあるディカプリオが演じ
る。予告編から推測するに、パーティでのダンス場面も豪華で美しく、音楽も
良く、女性のファッションもすばらしく、女の人が観ても退屈しない映画に思え
た。実際、ネットでの感想を読んでも、面白かったという意見が多い。
妻は、宮崎あおいが好きなので、以前、「天地明察」という映画をいっしょに見た。
でも、妻は途中で寝てしまっていた。「学問の為に生きる男の話し」というのは、
宮崎あおいを絡めて、多少『恋愛』が含まれていても、退屈するようだ。
一方、「華麗なるギャツビー」は、二人とも当然居眠りすることなどなく、内容に
はまって、楽しめた。
「華麗なるギャツビー」は、シンプルに恋愛が中心の映画だ。
男のロマンティシズムと、それに従う事ができないの女の現実的な生活の対比
があり、その途中には、抑えようもなくひさびさに出会った二人が夢中で愛し合う
場面もあり、起伏のあるダイナミックなストリー展開となっている。
この映画は、ギャツビーが画面にでてくるまでの、期待の持たせ方がうまい。
あまりにうまいので、ギャツビーが出る直前までの場面をもう一度、見たいと思っ
たほどだ。
映画に出てくるそれぞれの人物にも味わいがあり、原作本を読んで、細部まで
知りたいと思った。
『そもそもギャツビーは何で生計をたてていたのか?』
映画にも答えがでていたとは思うのだが、もっと正確に知りたい気持ちになる。
「華麗なるギャツビー」は、ひさびさに、豪華な気分にさせてくれた。そして、みご
たえがあり、観終わった後も何かその世界に再び入りたくなる不思議な力を持った
映画だ。