むぅびぃ・とりっぷ-相沢秀偵

サンミュージックプロダクションの相沢秀偵(ひでよし)会長が、5月23日に亡く
なった。サンミュージックは、若いタレントを相沢さんの自宅に下宿させることで
知られたという。相沢さんの盟友、福田時雄さんが言う。

「相沢が下宿生活させたのは、一つは親御さんを安心させるため。一緒に御飯
を食べ、悩みなどを聞き、精神薫陶を授けて育ててあげるのが彼のやり方です。
今とは違って、1970~80年代は一つの芸能事務所からデビューするタレント
は一人や二人。だから下宿させることもできた。女性アイドルは、自分の娘の
ように育ててきました」

その一緒に下宿生活を送ったメンバーがすごい。桜田淳子、松田聖子、岡田
有希子、酒井法子。『男冥利につきる、幸せな人だ・・・・・・・・。』と、思いがちだが、そ
れぞれに裏切られてしまったとなると、それは哀しみを伴った想い出になってしまう。

まずは桜田淳子。桜田淳子は、花の中3トリオで人気を博し、その後、歌手活動を
休止。女優に転身し、91年1月に独立した。92年6月、突如、統一教会の合同
結婚式に参加すると発表。相沢さんは淳子の姉が統一教会の信者であることを
知っていた。しかし、「淳子は宗教に行くような子ではない」と断言していただけに、
ショックを受けていたという。

お次は松田聖子。芸能ジャーナルの本田圭氏によれば、「松田聖子はどれだけ
相沢さんに面倒をかけたことか。彼女は男性関係が奔放で、相沢さんはその尻
拭いをしていました。89年2月、写真週刊誌に近藤真彦とニューヨークのホテル
で密会していた所を撮られた。この時、相沢さんはすぐに渡米。大スキャンダル
に発展しないように事態収捨に奔走していました」
そんな折も折、松田聖子はサンミュージックから独立すると言い出した。

他に、岡田有希子の屋上からの飛び降り自殺。そして酒井法子の覚醒剤所持と、
まあ、本当にいろいろなスキャンダルに見舞われた人生だ。今週号の週刊新潮が、
『今だから話せるあの事件の真相』として、読み応えのある記事にしている。


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