何度か映画・アルゴの情報は読んだり、予告編を見たりしていた。
『架空の映画製作計画をでっち上げて、その関係者ということにして、
六人を出国させる。』という突拍子もないアイデアにまず惹かれた。さらに
それが実話だというから、すごい。

むぅびぃ・とりっぷ-アルゴ

週刊文春でも、Cinema Chartという記事で、めずらしく評価者5人揃っ
て☆4つ以上。おすぎは☆5つを与えていて、つまり100点という点数を
つけている。

以下、その5人のうち3人の感想。


「有名な実話がサスペンスとユーモアを巧みに交えて描かれる。あの実話
がこんなに面白くていいのか、という気もする。」(品田雄吉 映画評論家)


「まず実話ということに驚く。当時のフィルムのような映像も効果的。
アフレック演ずる現場担当の緊迫感と軽薄さに☆」。(斎藤綾子 作家)


「人質救出の作戦が”映画製作”という仰天もの。B・アフレックの好演と
ラスト、空港のサスペンスで大盛り上がりの快作。」(おすぎ 映画評論家)


これだけ、みんなに評価されている映画もめずらしい。これは、見逃すわけ
にはいかないと思い、さっそく休日見に行った。
夜8時からのレイトショーだったけど、混んでいた。


この映画に思わず惹かれていったのは、カナダ大使私邸に逃げ込んだ六人
をどうやって出国させるかの会議をしている場面から。

『自転車で救おう』などとゆうアイデアに対してCIAの人質奪還専門のトニー・
メンデス(ベン・アフレック)がそのアイデアが話にならないことを諭す。
「では、他にいい方法があるのか?」という問いかけに、答えられないままに
最初の会議は終わってしまう。


そのあと、トニーは息子に電話で「今、何をしている?」と、問いかけると、
息子は「『猿の惑星』を見ている。」と、答える。
そこから、アイデアがひらめき、ハリウッドの知人で、『猿の惑星』を手掛けた
特殊メイク・アーティストのチェンバースと大物製作者レスターに頼み、SF
映画『アルゴ』の製作を発表する。


もう一つ、とても印象的だったシーン。
CIAの人質奪還専門のトニーの仕事は、まさに命がけ。ばれたら、六人と
一緒に自分も殺害されてしまうことは確か。CIAの上司は「もし何かあって、
こちらに問い合わせがあっても、CIAには存在しないということにする。」
と、宣言する。
トニーが「もともと存在感がなかった私ですから」というような言葉をはく。
なんとも非情な悲痛な世界での仕事。


この映画は、ラストが近づくに従って、どんどん緊迫感が増していく。
それと、ときおり混じっているユーモラスなやり取りがいい。ほとんどの人が
楽しめる映画でありながら、描いている内容は深い。
映画「アルゴ」はまさにお勧めの一本。


PR:ザ・タウン [DVD]  アルゴと同様にベン・アフレックが監督・主演

   濡れた唇がキスを誘う!