光市母子殺害事件の犯人、福田孝行被告は当時18歳だったが、30歳を迎えた。
光市母子殺害事件とは・・・・
1999年4月14日午後2時。当時18歳の少年・福田孝行が、山口県光市の同じ新日鉄
社宅アパートに住む会社員の木村洋(当時23歳)宅を訪問。
排水検査を装って婦女暴行の目的で居間に侵入。23歳の妻・弥生と生後11ヶ月の
娘・夕夏ちゃんを殺害した。
居間に侵入した少年は、女性を引き倒し馬乗りになって強姦。
「弥生さんに抵抗されたため、首を手で絞めて持っていたカッターナイフでパン
ティを引き裂き女性殺害後に死姦」「泣き止まない赤ちゃん(生後11カ月)を床
に叩きつけた上でもってきたヒモで窒息死させた」など、加害者の残虐行為が
報じられた。
そして女性の遺体を押入れに、娘の遺体を天袋にそれぞれ放置し、居間にあった
財布を盗んで逃走した。
福田孝行は盗んだ金品を使ってゲームセンターで遊んだり友達の家に寄るなどし
ていたが、事件から4日後の1999年(平成11年)4月18日に逮捕された。
では、その30歳になった犯人は現在どのような生活を送っているのか?
弁護団関係者がいう。
「彼は拘置所の中では、筋トレに熱中していて、ひたすら体を鍛えている。体格
は見違えるほどがっちりした。あと時間があれば聖書を読んでいるよ。彼は元々
クリスチャンですからね」
元々クリスチャン?
いったいいつクリスチャンになったのか?ぜひとも聞きたいところだ。
福田孝行の拘置所にいた当時の様子を、元受刑者が怒りをこめて週刊新潮(2007年
7月19日号)に証言していた。
「1階が雑居房で、オレは2階にある広さ2畳くらいの独房に入れられてい
ました。奴の房は、廊下に向かって右隣。そこに入って間もなく、奴が看守
に少年ジャンプ、ヤングジャンプ、ヤングマガジンなど具体的な漫画雑誌名
を挙げて、購入を頼む声がきこえました」
拘置所では約1時間程、午睡の時間があり、その時だけ横になることが許
されるという。
「すると右隣から漫画を読みながらケラケラと笑う声が聞こえて来るんです。
当然、独房で大声で笑うことなど許されてません。真夏ということもあり、
独房は蒸し風呂状態。その上、オレは歯痛に悩まされイライラが募っていた
こともあり、”うるせえ”と怒鳴り、奴の部屋に面した壁を何度も蹴飛ばし
たりしました」
「ラジオでNHKの『のど自慢』が流れている時は、調子に乗って鼻唄を歌っ
ていることもありました。あれだけ漫画に没頭できるなんて、まるで罪悪感
がない証拠です。むしろ心の余裕すら感じられた恐ろしい奴だね。ましてや、
裁判で精神異常を装うなんて、トンでもない話しですよ」
裁判では、少年法で死刑適用がなされる満18歳の約1か月後に犯行に及んだ
元少年に死刑判決が下るかどうかに注目が集まっている。
「(弥生さんに)甘えたいと思って抱きついた。母への甘えの気持ちで抱きつい
ただけ、危害を加えるつもりはなかった」
生後11カ月夕夏ちゃんを押入れの天袋に入れた理由について「押入れはドラえ
もんの何でも願いをかなえてくれる四次元ポケットで、ドラえもんが何とかして
くれると思った」
「性行為は生き返らせるための復活の儀式」――差し戻し控訴審で展開された
被告の主張と弁護団の法廷戦術は国民の反感を喚起した。
今回の弁護側弁論でも「女性の口を塞ごうと右手で押さえつけたことが死亡に
繋がった」「殺意はなく傷害致死罪に留まる」と訴えた。
冒頭の関係者が明かす。
「ああは主張しているものの、弁護団も上告棄却(死刑判決確定)の覚悟はして
いる。だから、次はどうしようか、と。
それでも、主任弁護人の安田好弘先生は『福田孝行を絶対に守ってやる。
ただ私ももう歳だからこのさきは若いみんなに任せたい』と語っています。死刑が
確定してしまうと弁護団でも被告と会えなくなる。
安田先生は、『今のうちになるべく面会にいってほしい』と周囲に呼び掛けてい
ました」
判決は今年度中にも下ると見られている。
参照:光市母子殺害事件 30歳になった元少年は拘置所内で筋トレ中
PR:なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日 (新潮文庫 か 41-2)
自分を磨くラブグッズ!anan掲載【ラブコスメ】