asahi.com(朝日新聞社)の11月6日、1時36分時点のアクセスベスト3
を取り上げていきます。


1.錦織、世界1位のジョコビッチ破り決勝へ 男子テニス
2.男女2人刺され死亡 容疑者を緊急逮捕 堺の路上
3.ふるさとにお別れ 台風被害の集落で「解散式」 和歌山


1番目は、男子テニスのスイス室内・決勝進出。11月5日、世界ランキング32位
の錦織
(にしこり)圭が、シングルス準決勝で4大大会のうち3大会を制したノバク・

ジョコビッチ(セルビア)を破り、決勝進出を決めた。


ぼくにほとんど接点がない男子テニスのニュース。

日本の男子選手が1位選手に勝つのは初めてという。これは日本テニスにとっ
て大きな前進に当たり快挙といえるのだろう。
錦織は第1セットを2―6で落としたが、第2セットをタイブレークの末に
7―6で取ると、第3セットは6―0で圧倒した。


男子シングルスではこれまで、1992年に松岡修造が当時ランキング2位だっ
たステファン・エドベリ(スウェーデン)に勝ったことがある。


但し、10月17日にニュースで、『錦織、ついに「修造超え」 テニス世界
30位の快挙』という記事が出ている。
17日に発表された男子テニス世界ランキングで、松岡修造(92年6月)と自ら
(11年5月)の日本男子歴代最高ランク(46位)を大きく上回り、30位となっ
たという。


錦織(にしこり)って、しかし変わった苗字だと思った。
彼はなかなか男前で、女性ファンもたくさんつきそうだ。

2番目は大阪府で路上で男女2人が刺された事件。大阪府警は大工手伝い、

大芦(おおあし)明容疑者(43)を殺人未遂容疑で逮捕した。


5日の午後4時20分ごろ、大阪府堺市中区福田の路上で「女性が刺された」と、
近所の住民から119番通報があった。救急隊が駆けつけると、40代とみら
れる男女2人が胸などから血を流し、路上に倒れていた。


2人は搬送先の病院で死亡が確認された。大阪府警は現場近くに住む大工

手伝い、大芦(おおあし)明容疑者(43)を殺人未遂容疑で逮捕した。 


大芦容疑者は119番通報の約5分後の午後4時25分ごろ、現場から約800
メートル離れたコンビニ店の駐車場から「隣の人を刺した」と自ら110番通報。
現場に戻ったところを、警察官に緊急逮捕された。


5分後にすぐに自首をするところを見ると、計画的な犯行というよりは、激情に
かられた突発的な殺人に思えるのだが、いったい動機は何なのだろう?と、

疑問に思いさらに別のニュースを検索してみた。


大芦明容疑者は前々から男女に騒音の苦情を受けていたと言う。
「庭で大工作業をしていたら、うるさいと言われた」と供述。「生かしておいて
はいけないと思った」と言う。


近所の住民などによると、先に男性が刺され、隣で悲鳴を上げた女性が続け

て刺されたという。2人は約半年前に引っ越してきたばかり。2人暮らしで、

大型犬を散歩させたり、自転車で一緒に出かける姿が頻繁に目撃されていた。


近所の無職男性(60)は「多いときには、1日に何回も2人で散歩しており、必ず

会釈してくれた。仲が良いなと思っていたのに」とショックを受けた様子。
一方の大芦容疑者は以前から、大工の父親とともに住んでいた。この日も

父親の手伝いで、電動かんなを使っていたという。


3番目は、台風12号でほとんどの家屋が流された和歌山県田辺市本宮町

三越の奥番(おくばん)地区で5日午前、集落の「解散式」が開かれた。


7世帯10人の集落に、就職で離れた人や親戚ら約200人が集まり、ふるさと
の最後を惜しんだという。集落は世界遺産・熊野本宮大社の北西約6キロに

ある。


台風12号に襲われた9月4日朝、地区南側で大規模な土砂崩れが発生し、

せき止められた三越川が氾濫。民家や寺、集会所が次々に流された。


土砂崩れの発生直前、住民の一人、中畑峯子さん(86)が道路に倒れて亡く
なっているのが見つかった。集落唯一の犠牲者となった。一人暮らしで、転落

死とみられ、ほかの住民は遺体を収容するために屋外に出ていて、土砂崩れに

巻き込まれなかったという。


野下美喜子さん(75)は、孤立した集落からヘリコプターで救出される際、土砂

にえぐられた村を見下ろし、「もうここには住めないだろう」と心の中で別れを告

げた。


被災後、住民たちはそれぞれの親戚宅などに身を寄せた。野下さん夫婦も、
年末には、子供たちの住まいに近い奈良県内のアパートに引っ越す。電話で

連絡を取りあい、「最後に祭りして、みんなで別れようや」と、解散を決めた。


司会を務めた杉森智恵子さん(69)は、「今日再会した多くの人たちとの絆を
今後も失わずにいたい」と話した。


集落の解散式というのは、ぼくは初めて聞いた。年をとるほどに、田舎を出た
ぼくには故郷のありがたさが身にしみてくる。解散してしまうというのは、
その故郷がなくなることだから、本当にさびしいことだろうと思う。


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