スティーブ・ジョブズ I/ウォルター・アイザックソン
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スティーブ・ジョブズ II/ウォルター・アイザックソン

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スティーブ・ジョブズの伝記本、「スティーブ・ジョブズ」(講談社刊)は10月

24日(月)に発売される。

当初は11月21日発売予定となっていたが、ジョブズ氏の死去を受けて、
発売日を前倒しして、第一巻(上巻)を明日・月曜日の24日、第二巻(下巻)
を11月1日に発売する。


講談社の藤安里さんは「ジョブズの死去を受けて、発売日を前倒すことが
決まってから、問い合わせが相次いでいます。メディアで大変な話題になり、
突然のことで当社としても予約の実数はつかめていないのですが、2万5千

部以上はいっているのではないかと推測しています」とのこと。


第1巻の発売日配本は10万部で、11月4日までにさらに10万部が増刷される
という。


先週号のFRYDAYには、『スティーブ・ジョブスが遺した「アツプル魂」』とい

うタイトルで、記事が掲載されていた。
副題は「追悼:PCだけではなく音楽、映像など6つの産業革命をもたらした
天才企業家の生涯と、見果てぬ夢」


その記事の冒頭は、10月24日に発売の「スティーブ・ジョブズ」の著者、
ウォルター・アイザクソン氏。


「ジョブス氏が亡くなる数週間前に、カリフォルニア・パロアルト市にある彼の

自宅を訪ねた。彼は階段を上り下りするにはもう体力がなく、1階に移した

ベッドルームで痛みに体を丸くしていた。


それでも頭はシャープで、ユーモアにあふれていた。私は作家として、取材

時は常に冷静な態度を保つように心がけている。しかし今回、彼に別れを告

げる時ばかりは、悲しみを禁じ得なかった」


アップルの創始者、スティーブ・ジョブズは10月5日に死去した。58歳の若

さだった。ジョブスの後半生は、2004年に膵臓(すいぞう)がんの摘出手術、

2009年には肝臓移植手術を受けるなど闘病続きだった。


しかしその一方で、iPhone(2007年)やiPad(2010年)を大ヒットさせ、

アップルの時価総額を石油大手エクソンモービルを抜いて世界一に押し上

げた。


FRYDAYの記事で一番印象に残った部分は、アップルは市場調査を嫌うと
いう事。その理由についてジョブスは「ベルが電話を発明した時、市場調査
をしたのか」と反論したという。

電話がない時代に市場調査をしたところで、電話を欲しがるユーザーなどい
ない。
「これがわが社が開発した電話というものです」と提示してユーザーを虜に

できてこそ、本当のイノベーション(技術革新)だと言うのだ。


何か、これを読んだ時にぼくは物の考え方の盲点をつかれるような気がした
ものだ。


アップルの社員たちは、スティーブ・ジョブズの見果てぬ夢を実現していける
のか。"アップル魂”が途切れないことを祈るのは、ジョブス以上にユーザー
かもしれない。
と、FRYDAYの記事は結んでいる。


参照:24日発売のスティーブ・ジョブズ伝記本、すでに増刷決定!

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