年の差婚という事が話題にあがると、必らず最近出てくるのが「加藤茶」。


加藤茶はいったい何歳、年下の女性と結婚したのか、つい忘れてしまう
のだが、45歳年下とのこと。加藤茶は68歳で、綾菜さんは23歳。
二人は二年前、知人の紹介で知り合った。
それにしても改めて、「45歳年下はすごいなー」と、関心してしまう。


● 茶さん、かっこいい
綾菜さんが、銀座のホステスをやっていたという事が、週刊文春10月
27日号の記事になっていた。


当初、綾菜さんは元社長秘書や元モデルとも伝えられたが、加藤茶と
出会う前にホステスをやっていた。


「銀座の高級クラブのFで働いていました。週一、二回勤務でヘルパに
ついていた。数ヶ月で辞めたが、明るい性格で年上の方ともすぐに
打ち解けられる。目がパッチリした日本人離れした顔立ちの美人で、
人気もありました」(店の関係者)


綾菜さんの知人に、銀座で培った「オヤジ殺し」のテクニックで、加ト
ちゃんもKOした?と、尋ねると・・・・・・


「どうでしょう(笑)、ただ、出会った頃から『茶さん、かっこいい』
とは言っていました。周りは、おじいちゃんを捕まえて何してるんだろう
と思ってましたが(笑)。


二人でいるところを見たことがありますが、すごく馬があっていた。
加藤さんとは食事に行くほか、彼の自宅に彼女が行くことお多かったそう
です。二人で海外旅行にも行ってました」


でも銀座のホステスは数ヶ月で辞めたという事で、「まあそんな事もある
かもしれない・・・・・・」と、おもうのだが、この件で一番の驚きは別にある。

45歳も娘と離れた「加藤茶」との結婚に、娘の親はなぜ反対しないか
ということ。綾菜さんの親に対するインタビュー記事をぼくは読んでみたい。


しかし、加藤茶もお笑いで活躍という記事はなく、年の差婚ばかりで
取り上げられ、週刊誌やニュースに出ている。それは、芸人としては、
さみしい事ではないのだろうか?


思えば、加藤茶がドリフターズで活躍していた頃は、加藤茶にずいぶん
笑わせられた。彼がメンバーの中で一番、面白かった。
「ちょっとだけよ」「あんたも好きねぇ」と言ってストリッパーのまねで
踊るさまには何度も笑ったものだ。


ところで、加藤茶の68歳という年齢。
ぼくももう、50代。いい年なのでよくわかるのだが、年をとる事によって
失われていく事はたくさんある。


それは体力面や外見の劣化だけではない。物事に対する探究心やねばりや
記憶力の低下など、細かくあげていけばきりがないほどだ。
その年齢を重ねるマイナス面に目をつぶり、相手の愛情におんぶして結婚
をしてしまえる加藤茶のずうずうしさに、想いが行ってしまう。
でも、それはぼくの考え方の柔軟性のなさなのか?


● 100歳のランナー
10月16日、ニュースでカナダで行われたマラソン大会にて、100歳の
イギリス男性が完走したということがニュースでやっていた。
ランニングを始めたのは、妻と息子の死去を機に20年前の80歳の時。
マラソンへの挑戦開始は89歳からだという。


マラソンを80代で始めようと考える人から見れば、68歳の加藤茶など
は、まだまだ若い人間になるのであろう。


加藤茶の記事を掲載した、同じ週刊文春に国谷裕子キャスターが、『後世
に伝えたい「素晴らしい日本人の言葉」』という特集読み物のなかで、
新藤兼人の言葉をあげていた。


「精神は常に無限の可能性を信じるアマチュアでなくてはならない」


以下、国谷裕子キャスターの言葉を抜粋。


新藤兼人のこの言葉に強く引き付けられたのは四年前のインタビューの
とき。四十八本目の監督作品を準備中だった新藤さんは当時九十五歳で
したが、常に自らの可能性を信じて仕事を切り開いてきたと長い映画人生
をふり返るなか、ベテランになると経験に寄りかかり始めから限界を
作ってしまうと、ご自身の戒めとして話されたのがこの言葉でした。


年の差婚に関して考えていくと、人間の年齢を超越した可能性について
考える事につながっていく。「加藤茶」は、そのような話題につなげる
キーワードになるかもしれない。


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