安藤美姫が引退を示唆する声明を出している。
まあ、ずぅ~とマスコミに追いかけられ、大会があるたびに何位になった、
体調がどうだ、恋愛がどうだ、なんたらかんたら書かれ続けるのも、疲れる
ことだろう。
ゆっくりそろそろ休養してもいいとは思うが、まだ年齢を確認すると23歳と
のことで、改めてぼくは『若いなぁ』と思う。
10月1日に行われた日本、北米、欧州の3地域対抗によるフィギュア
スケートの団体のジャパンオープン。
昨季、世界女王に返り咲いた安藤は、冒頭の3回転ルッツ、ループで転倒
すると、ほとんどのジャンプが回転不足となった。
07年のNHK杯以来となるフリー100点以下の88・11点で女子では断然の
最下位。仲間に囲まれたキス&クライ(得点を待つ部屋)では「ごめんなさい」
と、手を合わせたとの事。
それで、彼女自身の言葉からは8月下旬のアイスショーで「アマチュアに
残るかどうか考えたい」。と引退を示唆した。ジャパンオープンの1日も「いろん
な人と話をして(今後を)決めるので、言えることはない」と、あらためて去就
を考慮中であることを強調した。
但し、本人は直接は口にしていないが、9月1日に出た記事では、パートナー
だったコーチのニコライ・モロゾフ氏(35)と別れて新しい恋人とつきあってい
るとのこと。
この私生活の変化が今回の結果に大きく影響しているのではないか?
フィギュア関係者はこう証言する。
「美姫ちゃんとモロゾフ氏とは3年以上のつきあいでしたが、今年5月の女子
世界フィギュア選手権後しばらくしてから別れてしまったそうです」
そして6月に傷心帰国した安藤が再会したのが南里だった。
疑問なのは、新しい恋人・南里康晴選手(25)は、はたしてモロゾフと別れた
隙間を本当に埋めてくれているのか?ということ。
まあ、埋めてくれたとしても、モロゾフといっしょに築き上げたスケート競技の
技術の高得点はもう望めないということなのか?
安藤美姫は、スケートもして恋愛もして、色々あちこち忙しく、人間の体温を
感じさせてくれる人物。一方、浅田真央なんかはあまりスケート以外の話題
も出てこなく、スケート一筋のお人形のイメージがぼくのなかでは強い。
だから、4月30日のフィギュアスケートの世界選手権で、安藤美姫が1位で
キム・ヨナが2位、浅田真央が6位という成績にはこちらの勝手な思いで言う
と、なんだか居心地が悪いものだ。
そんなどこか『下町の希望の星』的な庶民性を感じさせる安藤美姫。
キャラクター的には荒川静香よりはずうっと見ていたい吸引力の強さを感じ
る。もしもスケートをやめたとしても、彼女には色々なところで名前がでてき
てほしいものだ。
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