赤い夕陽の渡り鳥 [DVD]/小林旭,浅丘ルリ子,宍戸錠
¥2,940
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本屋に出かけたら、小林旭の自伝本があった。「永遠のマイトガイ 小林旭」
という。
立ち読みしたら、けっこう面白い。ページにすればわずかではあるが、
有名な巨大にふくれあがった借金の話しも出ているし、これが文庫本だった
ら、即買いたいところだ。次回まで買いたい欲求が持続してたら、単行本で
1,500円と、高いけれど買ってみようかな?


ところで、それに刺激をうけたかのように、小林旭主演のDVD映画をレン
タルしてきた。「赤い夕陽の渡り鳥」という。1960年、日活、斉藤武市監督
作品だ。


冒頭、火山のような山がドカーンと画面いっぱいにでてきて、そこで次に
馬に乗ってギターをかついで、妙におしゃれな小林旭が登場する。
何かちぐはぐで、そのファーストシーンからぼくは奇妙な笑いの衝動に
襲われた。


宍戸錠が演じる「ハジキの政」も、人と別れぎわに投げキッスをするのが
キザッぽく面白く、何かむずむずしてくる。その風貌たるや、顔はひげも
じゃでまるで泥棒のようなのだが、スーツを着ておしゃれだけはバッチリ
いつも決めている。舞台は 福島県の牧場なのに。


それと、「お嬢様」と呼ばれる役の浅丘ルリ子の綺麗な事。
当時はちょっとふっくりしていて、やせ過ぎ状態になってしまった今より、
安心して見ていられる。それにしても彼女の唇の形の色っぽいこと。


映画の中では、小林旭、宍戸錠と同様に浅丘ルリ子も周りから浮き上がっ
ていてとてもシュールなのだが、その違和感が癖になってしまいそうだ。


ぼくの奥さんも、なんんだかんだ映画にコメントしながら、パソコンの手
を止めながらテレビ画面に引きこまれていた。
シリーズでは全8作制作され、(『渡り鳥故郷に帰る』は別物)まで作ら
れたようなので、また他の作品もみたいと思った。



PR:永遠のマイトガイ 小林旭