週刊新潮8月4日号に、ひさびさに事件の記事が3ページ特集されて
いた。
タイトルは「元キャンギャルを殺害した27歳ホステス」の性と暴力。


● 骨に達するほど深く
事件は7月21日の午後10時過ぎ。
京都府木津川市のアパートの一室で若い女性の遺体が発見された。

京都府警の担当記者がこういう。

「女性はTシャツ短パン姿で血だまりのなか、居間でうつぶせに倒れ
ていた。
洗面所や風呂場などにも点々と血痕が付着し、室内には争った形跡
があった。胸や腕に数ヵ所の刺し傷があり、その一部は骨に達する
ほど深く刺されていた。
でも、直接の死因は、首にバスタオルが巻きつけられたことによる
窒息死でした」


殺害されたの福田益美さん(27)は奈良市内の高級クラブ『M』の
人気ホステスだった。その一方で、週1、2回、パチンコ店でも働い
ていたという。



むぅびぃ・とりっぷ-高間美花


ずいぶん働き者だという印象が残る。高級クラブの人気ホステスでも
空き時間にパチンコ店でも働かなくてはならない事情があったのだろ
うか?

ところで、キャンギャルという言葉はたまに聞く言葉なのだが、どんな
意味なのか?キャンペンガールを略した言葉だということが、検索して
わかった。福田益美さんは、名張おとめというキャンペンガールも
務めていたという。


遺体を発見したのは、連絡の取れないことを不審に思った交際相手
の25歳の男性だった。

その4日後の25日に、スナック『R』のホステス、高間美花(27)
が殺人容疑で逮捕された。


事件に関わった被害者と加害者が同じ27歳のホステス同士で、店の
名前も片方はM、犯人はR。
奇妙な共通点を二人に感じる。


捜査関係者は、そんな2人の接点を打ち明ける。
「事前に2人に面識はなかったと見られている。尾行するくらいだ
から、当然、高間は福田さんの自宅アパートの場所も知らなかった
に違いない。
だがある一人の男を巡って、2人には接点があったのです」


● 刃傷沙汰の社長との不倫

その男とは奈良県内で建設会社を経営する37歳の若手社長。
但し、建設会社とはいっても、売上金約2億円、従業員はわずか4名
の零細企業だ。

高間美花はこの社長とかつて交際していた。彼女はそこで刃傷沙汰
を起こしていた。

「一昨年の10月のことでした。別れ話のもつれから、彼女がその
交際相手を包丁で切りつけたのです。その男の血でアパートの玄関
が真っ赤に染まり、大騒ぎになりました」(近所の住民)


高間の親族は社長に付き合いをやめるよう要請。男性もいったん
同意したが、その後、再び交際するようになったという。


「でも事件から2ヶ月後には、いまのアパートで生活をはじめるように
なっていた。しかも、あんな事件を起こしたのに、切られた男の出入り
は相変わらず。ポルシェ・カイエンやアルフォードなどの高級車を
アパート前に乗りつけていた。

そういえば、2週間前にも、来ていましたよ。彼女の部屋は1階なので、

寝転がってテレビを見ている男の姿が窓から見えました」


実は、建設会社の社長には妻と幼い子供がいる。
捜査関係者はこう言う。

「その社長は高間の店の客でしたが、福田さんが勤めていた『M』の

常連客でもあった。福田さんは社長と食事をし、店に同伴出勤して

いました。


高間は店の外からその様子をジッと窺っていたのでしょうね。福田さ

んと社長は男女の関係ではなかった。でも社長との関係がうまくいか

なくなった高間が、福田さんのせいだと一方的に憎悪を募らせ、犯行

に及んだ可能性が高い。福田さんの携帯番号を入所したのは、社長

の携帯を盗み見たのかもしれません」


今回の事件は、21日に福田益美さんの遺体が発見されてから、4日

後には高間美花が逮捕されており、事件発生から早い解決に至って

いる。
その逮捕に至った経過が興味を引く。


● 逮捕のニュース前に犯人確定

京都府警の担当記者がこういう。
「部屋の玄関や窓は施錠され、財布は手つかずで残されていた。警察

は金品目的ではなく、福田さんに強い恨みを持つ者の犯行とみて、

捜査を開始しました。

ただ、犯人は当初からほぼ女だと絞り込んでいた。なぜなら、室内に

残されていた犯人の靴後のサイズが24~25センチで、男性としては
小さかったからです」


福田さんがクラブ『M』を後にした21日の午前0時半過ぎ。

赤い自家用車で出勤していた彼女は運転代行業者を利用し自宅

アパートに向かった。
その代行業者の車を高間美花はつけていた。


別の府警担当記者によれば
「シルバーの軽自動車が帰宅する彼女を尾行していたのです。周辺

のコンビニなどの防犯カメラにもそのクルマは映っていて、ナンバー

からレンタカーであることが判明。簡単に、借主は割り出されました」


「逮捕の決め手となったのはレンタカーで尾行したことに加え、福田

さんの携帯電話に彼女からの着信の記録が残っていたことです。

福田さんは運転代行業者のクルマに乗りながら、午前1時ごろ、彼氏

に電話をかけた。彼氏は電話に出なかったのですが、その直後、

高間からの着信があり、会話をした形跡が残されていました」


今回の逮捕のキーとなったのは、「室内にのこされていた足跡」

「防犯カメラに映っていた車のナンバー」「携帯の着信記録」の3点

になる。


ところで、今回の事件の犯人を逮捕のニュースが出る前にほほ確定

していた記事がある。

探偵ファイル~スパイ日記~というサイトに「京都元ミス殺害の犯人

容疑者像について」というタイトルで掲載されていた。


京都府木津川市加茂町のアパート一室で21日深夜、住人の福田

益美さん(27)が殺害されているのが見つかった事件。奈良のガル

支社から深夜に一報が入った。
「容疑者を特定しました」

という出だしで、以下の文を読むと確かに特定している。


○男性は綺麗な遊びを知っていた。夜の愉楽をしていた。益美さん

 のクラブにも 飲みに行っていた。男性は益美さんと同伴を続け

 ていた。これを邪推した愛人が なんらかの形で益美の家を突き

 止めた。 同伴翌日に、本件の犯行に及んだ。


○もちろん、男性は、アリバイがある。帰される。警察はこの24㎝

 前後(足のサイズ) の女を割り出しているのか。全て、実名で

 書くことはできないが、これが我々の調査による警察に対する

 捜査協力だ。


探偵ファイルの記事の反響はすさまじかったという。特に報道関係

 (4紙・テレビ局)は、直接電話を掛けて来て、「探偵ファイルを見さ

せて頂きました。…」と聞いてきたとのこと。

探偵ファイルの「ガルエージェンシー奈良橿原・デスク」署名の記事
には今後注目していきたいと思う。


● 高校2年で、女の子を出産

ところで、高間美花はどのような半生を送ってきたのか?

彼女の実家は、奈良県磯城郡の田畑に囲まれた住宅街にある。


彼女の同級生がこう振り返る。
「美花ちゃんの父親は塗装業を営んでいるのですが、3回結婚して

3回離婚している。
最初の結婚のときの子どもが美花ちゃんだった。でも、彼女が生ま

れて5カ月で母親は出て行ってしまった。

父親の暴力が原因だと聞いています。その後、彼女は祖父母のもと

で育てられた。小、中学生のころの彼女はおとなしく、ヤンチャをす

るタイプではありませんでした」


ところが、
「高校2年のころ、彼女は女の子を出産したのです。相手は数歳年上

の男性でした。
籍は入れたものの、すぐに離婚。美花ちゃんは娘が4歳くらいになる

まで、祖父母と一緒に暮らしていました。でも、突然、彼女と娘は出て

行ってしまった。
今回、警察に捕まったとき、彼女は独り暮らしだったようですし、娘は

どこかに預けているんでしょうかね」
子どもは、別れた夫が養育しているようだという情報もある。


さらに、高間の知人がこう言う。
「彼女は、身長165センチくらいあってスラッとした細身。普段、サン

グラスをかけることが多かった。ホステスだからでしょうけど、ブラン

ド好き。性格は自分勝手なうえに負けん気が強かった。

車を駐車場に停めるときだって枠なんてお構いなし。そんな彼女です

から、福田さんへの対抗心が抑えきれなかったのかもしれません」


高間は昨年12月にも福田さんに男性との関係を問い質したことが

あった。この時、福田さんは「別につきあっている人がいる。

男性とは仕事上の関係」と否定した。
高間も納得したはずだった。それから7か月の後、当事件が起きて

しまった。


参照:京都元ミス殺害の犯人 殺した高間美花 ~画像有り  探偵ファイル

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