3連休の初日に『SUPER 8/スーパーエイト』を観た。

映画の舞台は今から約30年前の1979年、アメリカ・オハイオの
小さな町。

14歳の少年ジョーを中心に、仲間達と8ミリで映画作りを進めて
いる姿が活き活きと描かれている。


● 演技派女優:エル・ファニングの誕生
その中に一人加わったやせた綺麗な少女、アリス(エル・ファニング)。
アリスが、初めて映画に参加した時の一場面。

少年がダブダブの背広を着て、ベレー帽をかぶり探偵のような
格好をしている。

その探偵が、仕事の為に遠くへ行こうとするのを、心配して
探偵の妻が「行かないで・・・」と、止めるようなストリーだった
と思う。

それを演技したあまりのアリスの上手さに、8ミリ映画を撮っている
少年達は我を忘れて茫然とする。

その場面では、ぼくは涙がでてしまった。
彼女の夫を涙ながらに止める哀しげな想いが、演技を通して
こちらに伝わってくるのだ。


まったく映画本編のストリーとは別枠の、たんなる学生集団の
お金をかけられない自主映画の一つの場面にすぎないのに、
ここまで見ている人の感情を惹きこんでしまう。

”演技がうまい人”というのはすごいものだということを、改めて
感じた。

また彼女は、ふざけてゾンビのマネをするのだが、これもまた
うまかった。13歳の演技派女優:エル・ファニングの誕生を感じた。


5歳でCNデビューし、現在17歳のハンナ・ダコタ・ファニングは、
エル・ファニングのお姉さん。
宇宙戦争でのトム・クルーズが霞むくらいのダコタのうますぎる叫び声
が忘れられない。
姉妹そろって、将来が楽しみだ。


映画のエンドロールでは、少年達が仕上げた映画が流れる。
ストリーも絵もチープで、粗が見える映画なのに、撮影している
場面場面を、覚えているせいもあり、何気に楽しめた。


この映画のみどころはもう一つ、冒頭の列車の事故の場面。
映画撮影の背景効果の為に、使おうとした列車の場面が、事故の
為にとんでもない状況になってしまう。
この列車事故の場面はすごい迫力だった。


● スピルバーグ映画へのオマージュ
この映画の評でよく紹介している、『70~80年代の懐かしさ。』
『スピルバーグ映画へのオマージュ』
というのはぼくにはあまり重要なものではなかった。

それより何より、この映画はとにかくストリーが面白かった。
そして、『母親を亡くした少年の哀しみ』が最後の最後まで
重要なモチーフとなっており、そこがこの作品に深みをもたせて
いる。


とは、言うもののこの映画の監督のJ.J.エイブラムス監督
は、『スピルバーグ映画へのオマージュ』ということに関して
このように語る。


J.J.は高校生の時、8ミリ映画コンテストに入選して新聞に載り、
それを読んだスピルバーグに、スピルバーグが高校時代に撮った
8ミリ映画の編集を任された。


「想像できるかい? スピルバーグは8ミリから映画を始めて
ハリウッドの巨匠になった。その彼に憧れて8ミリを撮っていた
中学生の僕が彼の8ミリ映画のために雇われたんだよ!」


それから約30年後、J.J.も『MI:3』や「スタートレック」
などのハリウッド大作を撮る映画監督になり、スピルバーグにささ
げる映画を企画した。そして、それをスピルバーグ本人がプロデュース
してくれることになったのだ。


「本当に夢みたいだよ」


映画の中で、8ミリ映画を撮っている少年が出てくるのは
こうゆう監督の過去の思い入れがあったからなのだろう。


参照:学んだ「夢は実現できる」継承 映画「スーパーエイト」 J.J.エイブラムス監督


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