- 情婦 [DVD]/タイロン・パワー,マレーネ・デートリッヒ,チャールズ・ロートン
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
1957年に作成された『情婦』という映画をDVDで見た。
最近、昔の映画を中心に紹介してある「トラウマ映画館」という
本を読んで、無性にモノクロ映画が見たくなったのだ。
ぼくは、我ながら影響されやすいなぁと、思った。
監督はビリー・ワイルダー。10年ほど前に、彼の監督した
「サンセット大通り」をDVDで見て、驚いた。作品に古さをまるで
感じなかったからだ。
場面に出る人や風景は、当然ながら昔の景色なのだが、扱っている
精神性に関しては、今にも充分に通用するテーマ―だと思った。
だから、今回も彼が監督だというだけで、期待を持って見た。
最初のシーンから、会話が面白かった。
車に乗った頑固そうな老弁護士に対し、年配の付き添い看護婦の
女性が口うるさく体の事に関して注意する。
「窓をしめましょうか?」と看護婦が聞くと、
その老弁護士は、「窓より、そのやかましい口をしめてくれ!」
と怒ったように言う。
このシーンから、映画に気持ちを掴まえられた。
ところで、後でこの映画に関して調べてわかったのだが、
その老弁護士役の俳優:チャールズ・ロートンと、付き添い看護婦役
の女優:エルザ・ランチェスターは、夫婦だった。
機知に富み、呼吸が合った、やりとりの面白さで夫婦揃って
アカデミー賞にノミネートされている。
ロートン夫妻の他にも第30回アカデミー賞では作品賞、監督賞、
編集賞、録音賞の合計6部門にノミネートされた。
しかし、そのうち4部門で戦争大作『戦場にかける橋』に敗れるなど
して、オスカー獲得はならなかったという。
ストリーも見事などんでん返しがあって、楽しめた。
原作にも関心してしまった。アガサ・クリスティの原作だった。
彼女の本は家にもある。
『終わりなき夜に生まれつく』というどこか響きが、詩的なタイトル。
ぼくは今までに何度か読み始めるのだが、興味が長続きしないで
挫折している。
この映画をきっかけにまた再チャレンジしてみようかな?