ぼくは、面白みのない男だと思う。
まずスポーツはやらないし、出歩くことにもあまり興味がない。
かと言って勉強大好きな学者肌でもない。
おしゃべりにも興味がない。
タバコはやらないし、競馬・競輪やらないし、風俗に定期的に行くわけ
でもない。
付き合い程度に酒は飲むけれど、自分から人を誘って飲みに行くほど
酒好きなわけでもない。
さらには、パソコンにしがみついてはいるが、おたくと呼ばれるほど
何か特別な思い入れがあって、パソコンをいじっているわけではない。
先日、テレビでAKB45の全員の声を聞き分けられるという中年の
サラリーマンが出ていた。年は30代後半くらいなのだろうか?
ブログも立ち上げていて、コンサートでAKB45の女の子がどんな
ことを言ったかということをひたすら書いているようだ。その男の生活は
AKB45を中心に回っているかのようだ。
コンサートに行っても、どんな事を話したかをひたすらメモっていて、
本人の顔を見れないのが、悩みだとかなんとか…
「いい年をして気持ち悪い」と、まあ第一印象では思うが、それでは逆に
そこまで思い入れのあるアイドルが自分に現在いるかと問えば、それは
いない。
現実の世界にもいない。
むしろ、その男のように他人になんと思われようと、自分の好きな世界に
まい進していける事こそが、「明日を生きる活力」につながるのかもしれない。
「生きる活力」に自分はどんどん離れていっているかのようだ。
そのわりにぼくはいつも笑顔だ。
ぼくは、人と話をしているとよく笑っている。でも、そんな自分をもう一人
の自分が冷静にみているときがある。
『そんなに無理して…作り笑いしてんなよ!』
という声が頭の奥から聞こえてきたりもする。
笑って、人に許してほしいと、コビをいつも売っている。
何を許してほしいのか?
それを自分に問うていくと、もろに臆病さやダメさかげんが見えてくる。
というわけで、最近はどうもグレーな気分一色で、
どこまでもどこまでも ウダグダぶつぶつ
書いてしまいそうだ。
ここで、気分を変えて、5年前の7月に書いた文章でもかかげて、
今夜は眠るとしよう。
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『ふとんの柔らかさは、体を包む女性の肌のよう』
ぼくは最近寝るのが怖い。
朝、起きたときにあまりに肩のあたりが、痛いから。
まるで体の上半身が麻痺したかのように痛い。
誰かに後ろから、関節技でも決められているような、苦しさだ。
四十肩になったのは、病院で診て貰って知っていたが、こんな
にも不自由なものだとは思っていなかった。
別の意味だが、昔(10代、20代の頃)も寝るのがしんどかった。
ふとんに入るとなぜか、マスターベーションを即、したくなった
ものだ。
あのふとんの柔らかさは、自分の体を包む女性の肌のように
も思えた。
ついつい股間に手が伸びていた。
だからひどいときは、寝ることができない。ひたすら、マスには
げみ、夜が白々明けて来る。そのときに、ようやくどんよりと、
深い眠りに落ちた。
股間だけが、こすりすぎで熱を持ち、ふとんの中心部が熱く
なっていた。
その、持て余していた性欲は元気は・・・
どこに行ってしまったのか・・・
話しは、変わるが、これは昨日読んだ、日刊ゲンダイの記事
から。
野球監督の王さんが倒れた事から企画を思いついたようだ。
「あの王さんまで倒れたプロ野球監督と病気」という連載が
始まっている。
昨日の出だしは、ぼくの今回の出だしと同じだ。
「最近、寝るのが怖いんだよ」
これは藤田監督がコーチの中村に言った言葉。
「どうしたんですか」と聞き返して、中村コーチはひやりとした。
「眠ったまま起きないかもしれない。そう思うとねえ」
藤田監督は、ぽつりと答えた。つまり、死ぬということである。
まあ、ぼくはそこまでシビアに考えてはいない。
それに、『眠ったままあの世に知らないうちに行っちゃうというの
はある意味、本人にとって幸せかもしれない。』
と、考えることがある。
ぼくは死ぬ事などに思いをつのらせ、ちょいと哲学的になっ
ているかとおもいきや・・・、実は日刊ゲンダイに掲載されてい
るヘルスの広告に目が引き寄せられている。
体の不自由さも忘れつつ、「行ってみようかな?」などと思って
いる。
その広告はこう書いてある。
疲れを癒す悩殺リップ、興奮MAX濃厚W回転、7月18日・
19日の2日間限り 2,980円(指名料2000円)
かわいらしい娘とロングヘアのおとなしめに見える娘の二人
が写真で色気を振りまいている。
安いではないか?
指名料入れても4,980円。本当だろうか?
なんてゆう、スケベ心があるうちは、大丈夫かも?
四十肩だろうが、五十肩だろうが、ぼくはまだまだ死ぬわけに
はいかないのだ。