「小林旭 借金」の組み合わせで、たとえばGoogleで検索すると、ぼくの別の
ブログがトップに来てしまう。そのため、よくこの組み合わせで訪問してくれる方が
いるようだ。
ところが、そのヒットするページのメインは、千昌夫と泉ピン子に関しての借金
の話しで、小林旭の事を書いたのは1行。
それでは、以下に抜粋。
(千昌夫の)日本芸能界史上最強の”借金王”という伝説は残った。次点の
小林旭(51億円)を二桁の上回る堂々たる記録との事。
たったこれだけしか、小林旭のことは書いていない。これでは、小林旭の借金に
関して知ろうと思って、そのブログに来た方は、ずいぶんあてがはずれて落胆する
ことだろう。
ちなみに、千昌夫の借金は2853億円。小林旭の比ではないが、千昌夫の
この膨大な借金は、東京地裁に特別清算を申し立て、『債権者に6年かけて、およ
そ1億6千万円を返却する』事に負けてもらっている。実に99.9パーセントの棒引き
をしてもらった計算になる。
ところで、小林旭はそんな借金の金額なんかどこ吹く風の、豪快エピソードに
あふれている。
世田谷の豪邸が差し押さえられた時ですら、殺到した芸能人を前に、「君たちが
バタバタ慌てることはない。ほっとけばいい。なんとでもなるから」
と、悠然と言い放ち、ゴルフ場にでかけていったという。
小林旭の借金はどうしてできたのか?
30代の時に、ゴルフ事業に失敗し、15億円の負債を抱えた。バブル期には不動産
業などの失敗で60億円という借金を作った。それにもかかわらず、豪邸を手放す
ことはなく、特注のロールスロイスをはじめ5台の高級車を所有している。
しかも日本ゴルフ協会からは”名誉会員”の資格が与えられて、シニアプロとして
ツアーにも参加した。
ここまでの、情報」は芸能界大貧民という本を参考にしている。
2004年に、小林旭は芸能生活50周年を記念し、石原裕次郎や美空ひばりとのこと
など、これまでの人生についてに綴った『熱き心に』を出版したという。今度は
その本を参考に、小林旭に関して書きたいものだと思う。
美空ひばりとの離婚記者会見には、ひばりの父親代わりの山口組三代目組長
田岡一雄が並んで会見し、世間を驚かせたという。
会見で協議離婚かと聞かれた小林は(協議も何もなかったので)「理解離婚」だと
答えたため、理解離婚と言う言葉が流行語となったという。
まだまだ不思議なエピソードをたくさんもっていそうな人物だ。