22日(土曜日)にテレビでは、「宇宙戦争」をやっていた。

2005年に制作され、ぼくも当時、映画館に観に行った作品だ。

このブログを始める前に別のブログで、感想を書いた。

以下にそのときの内容を再掲しようと思う。


◎宇宙戦争   2005年 アメリカ
  監督  :スティーヴン・スピルバーグ
  出演者 :トム・クルーズ,ダコタ・ファニング,ティム・ロ
       ビンス,
ジャスティン・チャットウィン


トム・クルーズ主演の「宇宙戦争」の興行成績が快調だ。
7月4日(2005年)の全米興行収入は、7760万ドルで首位に
立った。
7月4日の独立記念日を含む連休の興行成績としては、昨年の
「スパイダーマン2」に次ぐ2位との事。


但し、興行成績とは別に映画の評判の方は、かんばしくない。
映画のサイト、allcinemaで観た人の感想を覗くと、出るわ

出るわ・・・
不満、失望、いらだちの声。
何点か並べてみると・・・


○そもそもこの映画、極端な試写会の開き方をしたのを不正コピー

 対策と表向きには言ってましたが、実際は公開まで駄作という

 ことをバラしたくなかったというのが、本音だと思います。

                        (藤四郎)
 
○父親と言うよりもお兄ちゃんみたいなトムが、逃げ回っていた

 だけでした。
 殺人光線や吸血チューブは恐怖ですけど、トムには絶対に当た

 りません。                  (KINEMA)


○トムクルーズがだめ親父から子供を必死で守ろうとする父親へ

 変化していく熱演の一生懸命さがどこか空回りしているよう

 な感想                    (Joshua4)


○これほどの科学力を誇る宇宙人が、宇宙服も着ないまま、素っ裸
 で地表を探査するなんてことはありえないですよ。(ミラノ)


○1つ残念なのがドラマ的要素が空っぽで、テレビでは家族愛が
 どーたらこーたら宣伝しましたけど、そんなことこの映画では
 描かれていませんでした。           (uganda)
 
ここまで不評だと、逆に「そんなにひどい映画なのか?」と、観た
くなるというもの。
スピルバーグ監督の映画、トム・クルーズの映画でそんなにがっか
りさ
せられる映画にあたったことがないから。
 
さっそく、近所の映画館に宇宙戦争を観にいった。
ぼくはほとんど期待していなかった。

ところが、思ったより怖くて、面白い映画だった。退屈は全然
しなかった。
ホラー映画のほとんどに怖さを感じないぼくとしては、ひさびさ
に味わった恐怖感だった。


映画館では、音の振動が体に直接伝わってくる。大きな爆発の時
など、その場所にいるかのような気持ちになる。

この映画はテレビで見るべき映画ではない。映画館でドルビーステレ
オの振動を感じながら観る映画だ。

ところで、この映画では会話のなかに、唐突にオオサカが出てくる。
なぜ大阪なのか?


地球に襲来した異星人が操る全長60メートルのマシン「トライ
ポッド」が出てくる。
世界最強のはずの米軍すら歯が立たない。世界中の街を襲い、次々
廃墟にしていく中で、

「オーサカでは(トライポッドを)3機倒したらしい」という、
日本のファンもビックリのセリフが出てくる。     
 
以下はサンケイスポーツのインタビュー記事から・・・
スピルバーグ曰く、「大阪はガメラをはじめ、いろいろな日本の
モンスターを倒している経験豊富な場所だ」。
隣のトムも「そうだ!」とばかりに大きくうなずき満面の笑みだった、
との事。
わかるような・・・わからないような・・・。


参照:allcinema ONLINE 映画データベース 「宇宙戦争」

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