「キス泥棒の舌かみ切る」というニュースが、昭和49年5月に
あった。
これは、何気に開いた泉麻人の「B級ニュース図鑑」という
本に書かれてあった話し。

図書出版会社の事務員Aさんが事務所内の整理をしていたところ
突然入ってきた若い労働者ふうの男に抱きつかれ、強引にキスを
された。

A子さんはとっさに口をつぐんだため、男は舌の先端縦1.7センチ、
横1センチが噛みきられ、悲鳴をあげて逃げた。
A子さんの届出で、近くの病院を探し見つけ、強制ワイセツ罪で
逮捕。

その記事に対する泉麻人のコメントに関心した。
自分の友人のキスエピソードを載せている。

「キスをめぐる奇談としては、
僕の友人でかつて、彼女を酔っぱらせて暗がりでキスを決行
しようとした挙句、口のなかに吐瀉物をめいっぱい噴射された---
という男がいた。しかし彼は最後までキスを敢行した
という。愛の力というのはおそろしい。」


このコメントは、実際の事件と並ぶようなエピソードを泉麻人が
持っていて連想したところから、出来あがったものだ。
こうしてみると、何か事件がありその事件と同様のエピソードを
自分かもしくは周りに持っていると、コメントは書きやすい。

でも、殺人事件で、実は自分の友人もおなじような事件を起して
服役中で・・というのはいいんだか悪いんだか?
しかし…注目される記事としてはインパクトが強いかも?

キスといえば、またまた古い記事であれなんだけど、2005年7月に
「キスし続けて31時間半、近くでバスが爆発しても唇を離さなかった
ロンドンのカップル」という記事があった。

[英国]ロンドンのカップルが「ノンストップキス」の世界新記録を
打ち立てた。まさに記録挑戦中にロンドンで同時多発テロが発生し、
すぐ近くでバスが大爆発しても二人はキスし続けたとの事。
記録は約31時間30分

二人は唇が離れないように少しの隙間をつくり、その隙間からストロー
で食事を取った。
また、キスしながら二人でトイレに入り、お互い用を足したという。

ぼくが思うに…ちょっと、これはアホでしょう。

参照:キスし続けて31時間半、近くでバスが爆発しても唇を離さな
   かったロンドンのカップル