父は国語の中学の教師をしていた。
一日の教師の仕事が終わると、ほとんど寄り道をせず、まっす
ぐ家に帰った。本を読み、新聞を読み、夕方に風呂に入り晩酌をし、
夜の11時には眠るとゆう規則正しい生活を送っていた。
だからといって、子供と一線を引いているわけではなく、よくトラ
ンプ遊びや、将棋やゲームにつきあってくれた。本当にいい父親だ。
休みの日は、朝早くから自宅の庭いじりにほとんどの時間を費やし
ていた。だから国語の教師のわりには、よく陽に焼けていた。
父の女問題で母が暗くなるとゆことは、今までいっさいなかった。
当然、今も聞かない。
母は父を誇りに思っている。
父の本棚には、性を必要以上に題材として取り上げた、小説や
漫画はない。
哲学書、文学書、教育に関する専門書が並んでいる。そして、母
も絵が好きなので、美術全集がたくさんある。
姉も妹も当然のごとく、そんな父親が大好きだ。その父親と、自分
のだんなさんを比較するようなところがある。それは、酷とゆうもの
である。
ぼくも、自分の奥さんに
「あなたのおとうさんは、あんなにしっかりした人格者なのに…」と、
比較されてしまう。
とんだ災難とゆうものである。
ぼくは、仕事の後、まっすぐ家に帰れない。どこか寄り道をしたく
なるのだ。ビデオ屋だったり、本屋だったり。あるいは、映画を
観たり、飲み屋に寄ったり。
だから、定時で仕事を切り上げても、家に帰るのは深夜1時を過ぎ
ていたりする。
当然、ぼくの父親と比較されたら分が悪い。
時は、ずーーーと昔の、ぼくが小学生の頃からの事。
そんな父親にも、家庭に異常な緊張感をもたらしてしまう瞬間
があった。
テレビで性に関する映像が映ったときだ。
性に関する映像といったって、当時はかわいいものである。
胸も隠しているし、お尻も出ていない。単に抱擁してSEXを暗示
するような暗闇でのもつれ合いのショットのみ。
でも、それだけで、父の顔色が変わるのがわかった。
テレビを見ているこちら側に、父の緊張感が、ビシバシ伝わって
くる。まるで自分自身が責められているような気になる。
性の罪悪感というやつだ。
明るいテレビを前にした団欒が、一気に暗くなった。呼吸すら苦
しいほどだ。
さすがに、これはおかしいと、思った。
「これは不自然すぎる。性は人間が生きていくうえで、避けて通れ
ないものなのに。
こんなに警戒しすぎるのは異常だ!」と。
そのとき思った。ぼくが家庭を持ったら、性に関しては子供にやた
ら緊張感をもたせるような場は作るまいと。
だから、ぼくは性を題材にした本も、子供の目のつくところに意識
せずに置いてある。できるかぎりオープンにしようと努めている。
ところが、ここにおもいがけない子供の反応があった。
さて、今日は、これまでとして・・・。
一日の教師の仕事が終わると、ほとんど寄り道をせず、まっす
ぐ家に帰った。本を読み、新聞を読み、夕方に風呂に入り晩酌をし、
夜の11時には眠るとゆう規則正しい生活を送っていた。
だからといって、子供と一線を引いているわけではなく、よくトラ
ンプ遊びや、将棋やゲームにつきあってくれた。本当にいい父親だ。
休みの日は、朝早くから自宅の庭いじりにほとんどの時間を費やし
ていた。だから国語の教師のわりには、よく陽に焼けていた。
父の女問題で母が暗くなるとゆことは、今までいっさいなかった。
当然、今も聞かない。
母は父を誇りに思っている。
父の本棚には、性を必要以上に題材として取り上げた、小説や
漫画はない。
哲学書、文学書、教育に関する専門書が並んでいる。そして、母
も絵が好きなので、美術全集がたくさんある。
姉も妹も当然のごとく、そんな父親が大好きだ。その父親と、自分
のだんなさんを比較するようなところがある。それは、酷とゆうもの
である。
ぼくも、自分の奥さんに
「あなたのおとうさんは、あんなにしっかりした人格者なのに…」と、
比較されてしまう。
とんだ災難とゆうものである。
ぼくは、仕事の後、まっすぐ家に帰れない。どこか寄り道をしたく
なるのだ。ビデオ屋だったり、本屋だったり。あるいは、映画を
観たり、飲み屋に寄ったり。
だから、定時で仕事を切り上げても、家に帰るのは深夜1時を過ぎ
ていたりする。
当然、ぼくの父親と比較されたら分が悪い。
時は、ずーーーと昔の、ぼくが小学生の頃からの事。
そんな父親にも、家庭に異常な緊張感をもたらしてしまう瞬間
があった。
テレビで性に関する映像が映ったときだ。
性に関する映像といったって、当時はかわいいものである。
胸も隠しているし、お尻も出ていない。単に抱擁してSEXを暗示
するような暗闇でのもつれ合いのショットのみ。
でも、それだけで、父の顔色が変わるのがわかった。
テレビを見ているこちら側に、父の緊張感が、ビシバシ伝わって
くる。まるで自分自身が責められているような気になる。
性の罪悪感というやつだ。
明るいテレビを前にした団欒が、一気に暗くなった。呼吸すら苦
しいほどだ。
さすがに、これはおかしいと、思った。
「これは不自然すぎる。性は人間が生きていくうえで、避けて通れ
ないものなのに。
こんなに警戒しすぎるのは異常だ!」と。
そのとき思った。ぼくが家庭を持ったら、性に関しては子供にやた
ら緊張感をもたせるような場は作るまいと。
だから、ぼくは性を題材にした本も、子供の目のつくところに意識
せずに置いてある。できるかぎりオープンにしようと努めている。
ところが、ここにおもいがけない子供の反応があった。
さて、今日は、これまでとして・・・。