山城新伍の特集映画上映を渋谷の映画館で、11月21日から12月11日
まで行った。
その中で2回ほど見に行ったのだが、一番印象的だったのは
「温泉スッポン芸者」だった。これは鈴木則文監督の作品。
上映中に観客の中で女の人もゲラゲラ笑っていて、「そんなに笑わ
なくてもいいじゃないか」と思うほどみんな、大笑いだった。
作品が終わった時には拍手まで起こっていた。
映画に対して、観客席から拍手を聞いたのは、黒澤明監督の作品以来
のことだ。
鈴木則文監督に興味を持った。
フリー百科事典「ウィキペディア」によると、鈴木則文監督は「巨匠」
扱いされることを好まず、ファンからサインを求められても「そんな器で
はない」とほとんど断っているとの事。
「俺は照明をまんべんなく当てて影を作らないんだ。その方がバカに
見えるだろ?」
「ピントは奥まで全部合わせるんだ。そうすると画面に奥行きがなくて
バカに見えるだろ?」といった名言を残しているとの事。
ここには笑えた。
鈴木則文監督はトラック野郎シリーズや、まむしの兄弟 、菊池桃子の
デビュー作となる「パンツの穴」などの作品を監督している。
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