犬や猫を外国から日本に連れて帰る場合、日本での検疫が最重要ポイントになります。
http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/import-other.htmlほらね。やること超いっぱい。
具体的には、
・マイクロチップ埋め込み(予防注射と同時でも良い。ただし、マイクロチップが埋め込まれた状態で接種すること)
・1回目の狂犬病ワクチン接種
↓(1回目の接種日を0日として30日以上空けて)
・2回目の狂犬病ワクチン接種
↓
・採血(2回目のワクチン接種と同日でもOK)
↓
・血液を農水省が認める検査機関に送って、血液検査
↓
・血液検査の結果がOK(抗体値0.5IU/ml以上)なら、採血した日を0日目として180日間待機。
↓
・採血日から180日以上経った日を選んで帰国便決定(飛行機の手続きについては別途)
↓
・日本入国の40日前までに、到着する空港の検疫所に「輸入申請」。
↓
・帰国
という流れ。
1回目と2回目のワクチン接種に1ヶ月空けなきゃいけないのと、180日の待機期間で時間を食うわけですね。
ウチのお猫様「よん」の場合、実は2012年に一連の流れをやったことがありました。マイクロチップ埋め込んで、2回注射して、採血して、血液をイギリスまで送って、検査結果が出て、180日待機したことがあったんです。
その時は引越し屋さんのクラウンラインさんに頼んで、スラバヤの検疫局の獣医さんがその都度家まで来ての処置でした。
「2年の間には本帰国になるだろう」という見込みがあってやったんですが…
辞令出ず。採血の時もんのすごく大変だったので、「もうよんにあんなツラい思いはさせたくない」と、血液検査の有効期間が切れるぎりぎりのタイミングで私だけ帰国しようかと考えたこともあったんですが、旦那さん的に転機が来たこともあり、居残りました。
なので、よんにはもうマイクロチップは装着してありました。
というわけで今回はワクチン接種から。
・2015年8月11日に1回目の狂犬病予防接種
・2015年9月16日に2回目の狂犬病予防接種
・2015年10月9日に採血
・2015年11月半ば、検査結果届く
・採血日から起算して2016年4月6日には帰国可能に
ということになりました。
検疫所の手引きには、2回目のワクチン接種と採血は同日でも可となっています。が、私がお願いした動物病院のドクターが「ワクチンの効果がきちんと結果に出るように、2回目の接種から10日くらいあけたほうがいい」と言うので、日をあけました。きっちり10日後じゃないのは、私が旅行に行っていたからだと思われます…。
さて、私がワクチン接種などでお世話になったのは、Gaia veterinarian という動物病院です。
日本の大学の獣医学部に留学していた獣医さんがいるということで、まずは私だけで「日本に連れて帰る検疫の手続きってここでもできますか」と聞きに行きました。
以前取った検査結果の書類、blue bookと呼ばれる母子手帳のようなもの、一時帰国の時に羽田でもらってきた、ペット輸入検疫のパンフレット(日本語・英語)と参考になりそうなものは全部持って。
すると、書類に目を通して流れを理解したドクター、「これ、イギリスの検査機関だよね。ウチからだと、一旦血清をジャカルタの機関に送って、そこからイギリスに送る形になるんだけど、この(書類に書いてある)ジャカルタの獣医、知ってる人だから電話して聞いてみるね」とちゃっちゃか電話してくれました。
その時は相手が不在で回答得られずだったのですが、ものの1時間もしない内に「連絡取れたよー。ウチでできるから、いつでも連れておいで」と電話をくれました。ぱちぱちぱち。やったー。
このクリニックを作ったのは彼らの先生である日本人獣医師だそうで、難しい症例やわからないことなどは「日本の先生に聞く」と言っていました。検疫の手続きについても、「わかんないことあったらセンセイに聞くから、大丈夫」。
以前クラウンさんにお願いした時には、クラウンの日本人スタッフMさんが、獣医さんとの連絡やらスケジュール調整やら全部やってくださいました。
今回は、節約の意味もあって(笑)、血液検査の結果をもらうところまでは自分でやることに。
よんの性格からして、動物病院に連れて行くとおとなしーーーくじーっとしてるけど、家に獣医さんが来ての処置だととにかく暴れる、というのも要因でした。前回暴れに暴れて1ml摂るのに1時間以上かかった採血も、病院に連れて行けばすぐ済むだろう…と踏んだわけです。
そんなわけで1回目の注射。
ケージに入れて外に連れ出すと、車の中ではにゃんにゃか賑やか。でもクリニックに入った瞬間、こう↑。時折心細そうに「ぅなー」と言う以外は、大変おとなしくしていました。
ワクチン接種の記録をつける、通称「blue book」。ワクチンのラベル、ドクターのサインが重要1回目、2回目と順調に注射が終わって、10月6日。
採血中。
読み通り、よんは病院ではがっちがちに体を強張らせて、ただただじーっとしていました。
GAIAのドクターのホールディングが的確だったのもあって、無事一発終了!
実はその後すぐに電話がかかってきて、「血清にしたら量が足りないって言われたから、大変申し訳ないんだけどもう一回採血させて」と言われ(最初の採血で2mlくらい採ったのに!)、クリニックにとんぼ返り…。
さらに3日後、「ジャカルタに送る途中で血清の状態が悪くなっちゃったみたいで…本当に申し訳ないんだけどもう一回」と電話。最終的に家までドクターが来てくれて、うちのリビングで採血。でもこの時はおとなしかったなあ。ウチの冷凍庫に大量にあった保冷剤をこれでもかと持たせて帰しました。というわけで10月9日に採血、血清にしてジャカルタの検疫機関経由でイギリスのBio Bestという検査機関へ。11月中旬には、「検査結果の書類来たよー」とGAIAから連絡がありました。
黄色いシートがイギリスから送られてきた検査結果。
狂犬病抗体値が0.5IU/ml以上必要なところ、よんは3.08IU/mlで楽々クリア!
はー、とりあえずこれで、180日待てばOK。
その間に人間にはまだまだ色々やることがあるんだけれども…。