スラバヤ・ジュアンダ国際空港 第2ターミナルオープン! | 鮫鰐通信

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バリで5年暮らした後スラバヤ駐在の旦那サマと結婚。スラバヤ生活5年半を経て、2016年4月末に本帰国しました。
       島が変われば品変わる。フリーライター系駐在員新妻のスラバヤあれこれ、時々猫とバリ。

オープン予定日にクルッド山の噴火による降灰の影響で空港が閉鎖され、開業早々ミソがついてしまったジュアンダ第2ターミナル…。
いや、そもそも去年の11月10日にオープンするって言っといて、前日になって「中に入る予定の店のライセンスが~」という理由で延期になって、しかも開業予定は「未定」とか言っちゃう時点でミソはついてるんですけどね。

お友達の旦那さんが「ジャカルタ出張の予定だったけど空港閉鎖されて飛べない」、「僕今ジャカルタに出張中で今夜帰るはずだったんだけど、帰れません…」というお友達がいたり、「向こう3日分のジャカルタ行き、スラバヤ行きの鉄道チケットは完売」という情報が入って来たり、スラバヤ、マランだけでなくソロやジョグジャ、更にはバンドゥンの空港まで閉鎖されたというニュースが入って来たり、ボロブドゥールやプランバナンも灰が積もってしばらく閉鎖になったり、空は真っ暗だしなんとなく目がしぱしぱするし、やっぱり自然には絶対、どうやっても人間は勝てないわ、と呆然としていたのですが。


昨日、朝9時頃に空港再開の報!(ジョグジャやソロはまだ閉鎖が続いているようですが…)
払い戻しやエンドースを求める人で航空会社のオフィスや空港は大混乱、というニュース映像がちらつきつつ、早速見に行ってきましたクラッカー

T2外観


第2ができたことでいきおい第1ターミナルとなる今までのターミナルは、目の前まで高速が伸びていてアクセスがらくちんなのですが、第2ターミナルはその第1ターミナル前で高速を降りて、左手に空港を見ながらずっと直進、さらに大きく左に曲がっていくイメージで、途中結構細い道を走ったりもしつつ、ぐるーっと回ってやっと到着します。混んでいなければ今までのターミナルからプラス10分といったところでしょうか。

ちなみに第2ターミナル(以後T2と表記します)は、現在の第1ターミナルができる前に使われていた古いターミナルビルを改装したもの。
ウチの旦那さん始め、スラバヤ歴の長い方にはおなじみの場所のようです。よって、市内からのアクセスも
・高速で1タミの目の前まで来てぐるっと回る
・Aloha(冗談みたいですが実在の地名です)方面から下道で来る
の2通りがあります。
かつては下道しかなくて、しかも工場地帯を通っているので夕方なんかは渋滞しちゃってしょうがなかった、とのこと。
今回のT2は、この下道に直結した立地なわけで、早々に高速を伸ばすか、T1からT2へ回る専用の道路を作るか、とにかく何か対策をしないとまた渋滞の温床になることは目に見えてます。
っていうか、11月のオープンを延ばしたんだから、なんとかする時間はあったんじゃないかと思うですが…やっぱりインドネシア。ううむ。

しかも上のT2の外観の写真を見てお分かりのように、手前、まだ工事してます
いや、手前だけじゃないです、ターミナルビルの奥の方、国際線の発着ゲートに相当する部分なんですが、そこもまだ外装工事とか終わってませんでした。っていうか絶賛工事中でした。ガーン
11月にオープンする予定だったんj(ry


尚、空港までの公共交通機関を使ったアクセスや、カウンターの様子などはこちらのブログに詳しくリポートされております→地球公務員 落花生。 再び 「三日目の正直:スラバヤ空港新ターミナル。」
落花生。兄さん、相互リンクありがとうございます。


この日は閉鎖から明けたすぐだったこともあって、構内は結構な人の数。
そして出発口と到着口の出入り口が1つなせいで、みーーんなそこに車を停めたがって大渋滞汗
ううーん、どうにも造り方が上手くないなあ。

出発案内

出発案内のディスプレイ。
T2は当面、ガルーダ、エア・アジア、マンダラ・タイガーの3社の、国内・国際両線と、海外から乗り入れている会社の国際線(SQとかCXとか)が入ります。
最も、マンダラ・タイガーはスラバヤ発着のほとんどの国際線を当面運休すると発表したばかりですが…。

全体図

案内図。入って左側がチェックインカウンター、右側が到着口です。


T2は、T1と違ってチケットを持っていない人でもチェックインカウンターの手前まではターミナルビルの中に入れます。
というわけで探検だー!(そんなに広くないけど)

インフォメ

入って正面にインフォメーションカウンター。カウンターの中のお姉さんたちが座ってるイス、まだビニール取ってません。滑らないか…?

タクシーカウンター

出入り口に向かって左側に、普通の長机を並べただけのタクシーカウンターが。
急拵え過ぎやしないか。大丈夫か。今後どこかにタクシーカウンターはできるのだろうか。

建物はさすがにぴかぴか、とっても明るいです。
そしてなんだか空港っぽいお店が並んでます。

コンビニ

コンビニ。AlfaとかIndomaretとかじゃない、空港っぽいコンビニ!

フードコート

フードコートっぽいスペースも。
一番目立つところにHokBen Exp。いや、ここは一応スラバヤっぽいお店がどーんとあった方がいいんじゃないのか。例えばBu Rudyとか。

そしてここにも入っているRoti O、なんとちょっと離れたところに独立した店舗も構えててなんだか色々謎。フードコートに入るなら、お店はいいじゃん!そのスペース、ビアードパパに譲ってよ!っていうかビアードパパ入ってよ!

お菓子屋さん

そしてかなり大きなスペースをとって、お菓子屋さんが入ってます。
一応インドネシア、東ジャワっぽいお土産物のお菓子がずらり。きれいに包装されてます。

商品棚

ドライ・ドリアン…うーん…。

明るくてポップな店内、小綺麗に包装されたお菓子達…の中に、何かを燻したような匂い、と思ったら、場違い感満載でバンデンが置いてあったりして、ああやっぱりここはスラバヤであったのだなあ、としみじみしてみたり。
清少納言だったら一首詠んじゃうところだよ。


この他にもなんだかおっしゃれーなカフェや、スタバなんかも入ってました。
T1と比べると出発前の時間をゆったり過ごせるようになっているのではないかと。

しかし一歩外に出れば、まだきちんと確立されていないタクシープールに人が行列をつくり、送りと迎えの車が交錯しまくってのろのろとしか進まない車の波が延々続き、地ならししか終わってなさそうな将来の駐車場スペースからは砂埃が舞い上がり、国際線ゲートと思しき部分は絶賛外装工事中。
よくこんな中でオープンさせようと思ったなあ、と思ってしまう。
そして更に大問題、なんとT2には両替所がない!
一応国際線が就航してるターミナルのに…致命的。
スラバヤにふらっと来る人はあんまりいない(ほとんどがビジネスや、知人・家族の訪問だろうからお迎えはあるはず)かもしれませんが、いやいやいや、両替所がないって。

っていうか本来のオープンは去年の11月で、今まで時間があったのにどうsh(ry

言っても詮無いことですが。
完全グランドオープンは、まだまだ先になりそうなジュアンダ第2ターミナル。
とりあえずは周辺道路の整備が先だと思うぞ!

ちなみに帰りはAloha経由の下道(途中から高速利用。どっから乗ったのかは寝てて憶えてません…)利用で、スラバヤ市内まで約45分でした。
…あれ?高速使ってT1行くのと、大して変わらない…?