『秋季限定栗きんとん事件』(米澤穂信・著 創元推理文庫)


小市民シリーズ・秋、です。

上下巻。


ずっとほったらかしにしていたのに気付いて

ささっと読んでみました。


小鳩君と小佐内さんの互恵関係が崩れてからの

約1年間が描かれています。


その間にそれぞれがそれぞれの恋愛模様(?)を

繰り広げたりしちゃってまあ青春、って感じですよ。


でもやっぱり微妙に小市民になりきれてないふたりが

ちょっとやるせない(笑)


物語の主軸はかわいそうな高校新聞部員…でいいのかな。


いやでも最終的にそれらすら

小鳩君と小佐内さんの関係が改善するまでの

前フリに感じられてしまうという、恐ろしさ。


何だろう。


あまり読後感が爽やかではないんですけど

それでも重く残るわけではない、

適度なダーク加減でした。