『パラレルワールド・ラブストーリー』(東野圭吾・著 講談社文庫)


奥付を見たら、もう10年以上前の作品だったんですね…。

やっと読了しました。400ページ強。


タイトルから想像していた物語とは結構違いました。

さわやか恋愛小説的なものを(何故か)イメージしてたんですけど、

どす黒く生々しい感情がちょいちょい見え隠れする

私にとっては怖い小説でした。


親友の恋人を好きになってしまうという

そこらにたくさん転がっていそうな設定ですが、

科学で味付けされた結果不安定さが増しております。


でもラスト近くの親友の行動がちょっと私には理解できない…。

体を張った復讐にもとれるし、逆にすべてから潔く身を引いているようにもとれる。

あまり感情的な人には描かれてませんでしたが

…正直もっと怒ってもいいんじゃないのかな、主人公のことを。


友情をとった(?)親友と、愛情をとった主人公の対比が

印象的ではありました。


しかし二人の男性に思いを寄せられる女性に

まったく感情移入できなかったのは私の欠陥でしょうか…(笑)

おかしいな、女子なんだけどなあ。