東日本大震災は2011年3月11日に発生しました。

当時、私は中学2年生でした。

あの日、私の学校は合唱祭を市民劇場で行っていました。

合唱祭が終わりに差し掛かった14時46分頃、突如として今まで体験したことがない強い地震が私たちを襲いました。

とても激しい揺れだったので劇場ホールが倒壊するのではないかと本気で恐怖しました。

劇場ホールの観客席には固定式の座席しか有りませんから落下物から全身を守ることはできません。

正直、もし天井が落ちてきたら確実に死ぬか瀕死の重症だな、と思いました。

ギシギシと鉄筋コンクリートが軋む嫌な異音がとても大きく感じました。 

実際、劇場なので異音が嫌な意味で酷く反響していました。

私は天井を怯えながら見つめることしかできませんでした。

すると、近くにいた男子が突然こんなことを叫び出しました。

「やだよぉ、俺はまだ死にたくないィィ、結婚して子供を授かってマイホームを建てるんだ、死にたくないよォォ」。

友達には申し訳ありませんが、彼の嘆きがとてもリアルだったので私の緊張の糸は少しほぐれました。

しばらくすると本震は収まりました。

幸いなことに市民劇場はとても堅牢な建物だったので倒壊することはありませんでした。 


日本史に残る大震災だったのだという事実を知ったのは劇場から外へ避難した後でした。

夕方のニュース報道を見て愕然としました。

あの日、私は恐怖体験だけで済みましたが、海岸には高波が押し寄せ、福島第一原子力発電所はメルトダウンし、建築物は破壊されていたのです。


それからしばらくの間、計画停電を経験しました。

恐らく、もう二度と体験することはないと思います。

そう願いたいです。