「このまま消えてなくなりたい」
この言葉、自分が言うよりも誰かに言われる方が心をえぐられます。
特に自分と近しい存在の人間に言われれば負の感情が尚更増します。
毎晩のように母がこの言葉を口にしており、それも誰かれ構わずではなく私にだけなんですよね。
きっと母なりに私に甘えているのでしょう。
昔から父や兄弟にはヘコヘコしている母も、私に対しては少々強気。
何を言っても言い返さない、娘だから何をしても何を言っても許される、そう思っているのかなと娘の立場から推測しています。
そんな母のことを多感な時期は避けていました。
私から何か言えば母が反発してきますし、母の意見にそぐわない話をすればヒステリックになりしばらく機嫌が戻らない。
ですから私は自分の気持ちに蓋をするようになりました。
その蓋が今では当たり前のように存在しているため、我慢することが呼吸するかの如くの日常になってしまっています。
けれど母は悪くありません。
その考えや感情を持っているのは私自身の問題であり、今後の課題なのですから。
最近『親ガチャ』等と自分達の親のことを善か悪かで判断する世間の流れもありますが、そうやって自身の親を二分化する考えで見たこともありません。
自分以外の誰かを責めるよりも、まずは自分自身としっかり向き合うこと。これが何よりも他者を理解する第一歩になるのではないでしょうか。
自分の意見や考えだけで世間が回っていたり、世の中の常識が存在しているわけがないのです。
もっと一人ひとりが自分と向き合って、自分以外の人たちの気持ちに少しでも寄り添うことができれば、争いごとや喧嘩だって起こらないのになぁとしみじみ考えます。
かく言う私も100%、自分以外の誰かと向き合えていたり、それ以上に自身と向き合えていれば、夫婦関係に傷が入ることもなかったのでしょう。
他者の課題は自身の課題でもあります。
嫌なことが続く時は、自分の知らないどこかで人生が好転する準備が始まっている証拠とも言います。
今が踏ん張り時。負けていられません。