私の両親には夢があるそうです。
それは、孫たちに囲まれて穏やかな老後を過ごすことと、夫婦二人まだで行ったことのない場所へ旅行に行くことらしいです。
兄弟もおそらく離婚になりそうで、そうなれば孫の顔はなかなか見られなくなります。
母と初詣に行った帰り道、私が運転する車の中で母がポツリと「同い年くらいの人たちはみんな幸せそう。孫の話をされるのがつらい」と漏らしたんです。
子供の立場としてはそれが物凄くつらくて、切なくて、孫の顔を見せられていない自分自身を責めました。
結婚して出産というのが世間一般の流れですが、私は結婚してからも子宝には恵まれず、それどころか夫からの暴言やモラハラで離婚調停中の身分です。
そんな子供のことを親が心配しないわけありませんし、散々迷惑や気苦労を掛けてしまっていることは重々承知です。
しかし両親はいつも「子供の幸せを願わない親はいない。早く離婚して幸せになりなさい。自分らしく自分の人生を生きなさい」と、常に前向きな言葉をくれます。
私としてはこんなに立派な両親の血を受け継ぐためにも子孫は残したいものですが、如何せん離婚に応じてくれない夫が居るために全く前に進みません。
人生山あり谷あり。
まさか自分がこんな未来を歩んでいるなんて、数年前の私は全く考えてもみませんでした。
ですが今回の経験を通して沢山の方々の優しさや親切心に触れ、自身の目標や夢もさらに大きく膨らみました。
そして今まで以上に両親のことを誇りに思えるようになりましたし、誰かを思いやる心や自分以外の人たちへの感謝の気持ちも日に日に強くなっています。
「ありがとう。あなたが居てくれたから私はこうなれたよ」というポジティブな気持ちは目、声、表情に出して相手にどんどん伝えたいというコミュニケーションの形も見出すことができました。
いつか私がもし再婚するとなれば、できれば両親に私が生んだ子供を抱かせてあげたい。それが私の夢の一つにもなりました。
自分だけが幸せであることは本当の幸せではない。
だから私は自分以上に自分の大切な誰かの幸せを願いたい。
感謝の気持ちを幸せという形でお返ししたい。
私の夢や目標の実現のためにも、両親にはとにかく長生きしてもらいたいです。
そして両親の夢もいつか叶えてあげたい…!
必ず笑顔で笑える未来がやってくることを信じて。