4年前の八月の暑い朝早くでした・・・・彼は目覚めませんでした・・・・。息をしてなく冷たくなっていました。
前日、とても元気でママとネーネ達と家族で電力館へ出掛けて、夕方から私は仕事の会合があり出かける時行ってきますと抱っこすると何故か真剣な表情で私の頬を何度も撫でてくれたのです・・・。
それがお別れの挨拶になってしまいました・・・・帰りが夜遅くなってベッドを覗くとスヤスヤ眠っている様子に酒が入っていて疲れもあって私は眠ってしまったのです・・・。
あの時もっと早く帰ってきていれば・・・お酒も飲まないでいれば・・・異変に気づいて助けてあげる事もできたかもしれないのに。
いやっ暑い中、外に連れ出したりしなければ・・・。今思えばみんな私の判断が甘くて彼の命を奪ってしまったようにも思えて・・3人目という事で慎重さに欠けていたと・・親として最低だと思います。
折角我が家に生まれてくれたのに何てパパだろう・・・謝って済まされないけど
守ってあげられず御免ね・・・。
既に冷たくなっていた彼を抱き救急車で病院へ・・・・覚悟はしていたものの死亡宣告に呆然となり・・・看護師に言われるままに彼を撫でてあげてる事しかできなく泣き崩れてしまいました。
朝早く起こされ、共に病院へきた娘たちも何が起きたのかわからない位で弟の死顔を見つめるだけでした・・・。
昨日まであやしたり、子守唄を歌ってあげてとても可愛がってただけに弟の突然の死のショックは如何ばかりかと・・・。
娘たちにも申し訳ない限りです・・・。
長男ミノ君は僅か6ヵ月と10日で天使になってしまったのでした。
初めまして。私は都内在住の四児の父親です。
四児といっても長男は四年前の夏に突然してこの世を去りました。
三人目にして初めての男の子だったので喜びも大きい分、何故?神も仏もあったものでないと悲しみに暮れる日々でした。
突然にして我が子を亡くして父親としての不甲斐なさと、悲しみに沈む家内と娘たちをどう守り、自分自身どうすれば良いのか? そんな日々が続きました。今も続いています。
明るい笑顔の子でした。目が覚めて[おはよう]と言うとニッコリと微笑んでくれました・・・。
それが四年前の暑い日の朝・・・・彼は逝ってしまいました。
[助けてあげられなかった・・・。]
[一体パパは何をしてたのだろう・・・連れ戻したくともそうできない処に一人で逝かせてしまって・・。]
今でも暑い夏になるとその日の事が蘇り、ただただ申し訳ない思いで胸が一杯になります。
あれから四年が経ち一昨年冬、奇しくも彼と同じ二月に5日違いで彼の弟が生まれました・・。
まるで生まれ変わりのように・・・。
余りにも悲しむ姿に彼が授けてくれたのだと思いました。
今は彼の授けてくれた新たな命を彼の分まで大切に育てています。
長男も生きていれば四歳となり仲良い兄弟だったろうと思えば切なくなりますが、彼に出来る事は家族が仲良く過ごすことだと思い日々を送りたいと思います。
ここに彼を亡くして四年の月日と思いを綴りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。