色々な色とアフリカの動物たちが印象的な恋愛小説。村山由佳さんの小説は概ね苦手だけれど、3冊ほどお気に入りがあり、そのうちの1冊です。
この本はなんだか、色や匂いや風を感じるような気にさせてくれる。主人公は静かな感じで綺麗な若い女性染色(織)家。彼女が恋するのは写真家の(若々しい)おじさん。
主人公のプライドの高さゆえに、元同級生の女性のように振る舞えないという部分に共感。なぜなら自分も無駄にプライドを捨てられずに色々逃してきたからです…
比較的、男性や恋愛小説慣れしていない人にも読みやすいかもしれません。変に格好つけた文でもないのに印象的というか…。設定自体はいわゆるケータイ小説と似通った部分もあるのに、どうしてこんなにも違うのでしょう?村山由佳さん、さすがプロ。