「私、運が悪いんです」って言う人がいます。
私はそんな人には、「それは奇跡的な運の悪さですね」って言います。
なぜなら、人として生まれてくる確率は、１億円の宝くじに１００万回連続して当るのと同じ奇跡なのですから。
また、奇跡的な誕生を果たしたのに苦しんでいるのなら、それは奇跡的な苦しみなのですから、味わった方がいいのではないでしょうか。
そして、奇跡的な誕生だからこそ、毎年迎えられる誕生日は誕生からまた一年、奇跡的な生が続いたことに対してのお祝いです。
だから、おめでたいのです。
話は変わりますが、小学生の時に、「1年生になったら、友達100人出来るかな」って歌を歌いながらいつも思っていました。
「うちの学年、100人いないし、、、」
奇跡的に誕生した人が、他人と出会うことも天文学的奇跡と言われていますが、その確率はどのくらいだと思いますか？
人生80年として、人が一生で出会う人の数は、
・何らかの接点を持つ人30,000人
・同じ学校や職場、近所の人3,000人
・親しく会話を持つ人300人
・友人と呼べる人30人
・親友と呼べる人3人
というような説があります。
現在、世界の人口は73億人を超えていると言われています。
ここでは計算しやすくする為に、約72億人として人との出会いの確率を考えると、その数は天文学的だということに気づかされます。
現在の世界の人口と上記の数字を元に、その確率を見てみましょう。
・何らかの接点を持つ人と出会う確率は1/240000（24万分の1）
・同じ学校や職場、近所の人と出会う確率は1/2400000（240万分の1）
・親しく会話を持つ人と出会う確率は1/24000000（2千400万分の1）
・友人と呼べる人と出会う確率は1/240000000（2億4000万分の1）
・親友と呼べる人と出会う確率は1/2400000000（24億分の1）
「一生に一度の貴重な出会い」を表す有名なことわざに「一期一会」があります。
これは茶道に由来していて、千利休の「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。
だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という茶道の心得を表し、「もう二度と出会えないかもしれない」という思いを持って人に接することを説いた言葉です。
しかし、中には「あの人と出会わなければよかった」なんて思う人もいるかもしれませんね。
でも自分とは違った価値観や考え方を知るだけでも、後で振り返るとそれが自分の学びや糧になっていることもきっとあるはずです。
だから無駄な出会いなんて一つもないのです。
全ての出来事には意味があり、出会う人全てに意味があるのです。
このように、人の誕生から人との出会いに至るまでは、天文学的奇跡だということは数字を見ても明らかであるということが、ご理解頂けたでしょうか。
奇跡的に巡り合っているからこそ、一つ一つの出会いやご縁に感謝して、大切にしていきたいものですね。
あなたがいたから、、、
あなたがいてくれたから、、、。
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