「世の中そんなに甘くないよ」って言われたことがあるけど、そう言ってくる人自身が苦しんでがんじがらめになっているのを見てきた。
ひとつのことだけに専念して、それがダメだった時のリスクマネジメントがない人にとっては、世知辛い世の中に映ることもあるのでしょう。
勝負をするときに度胸なんていらないのです。一か八かの本気の勝負をしたいなら、はじめから前向きな逃げ道を作っておけばいいだけです。
僕が組織に所属していたときは、そこから離れたら何の保証も無くなるという不安が常にあったので、なかなか抜け出す覚悟が出来なかった。
その覚悟が出来たひとつの理由はとてもシンプルで、趣味のキャンプや釣りを始めるようになってからなのです。
どんなところでもテントや寝袋さえあれば、どこでも生活できる自信が出来たこと、好きな釣りをして自分で食料を調達できたこと。
いざとなれば自分で魚を釣り、自生する山菜や野草をとって食べ、テントと寝袋で暮らせばいいと思った。
「いざとなればこっちがある」と想像するだけで自由な気持ちになり、仕事でもプライベートでも、楽しむことが出来るようになった。
「自分はここしかない」と思ったら、閉塞感や恐怖感に襲われ、何事にも挑戦することが出来なくなってしまう。
逃げ道を作るのはカッコ悪い、人間は追い込まれなければダメだ、世の中そんなに甘くない、そうゆう考え方もある。
でも、私の場合は人生に自信を持たせてくれたのは、明らかに選択肢の存在である。確かに治療だけをやっていた頃は、毎日が心配や悩みごと、恐怖感でいっぱいだった。
そんな感覚を一掃してくれたのが、最悪な状況でも生き延びることへ自信と、選択肢を増やしたという、もうひとつの自信である。
前向きな逃げ道が出来たからこそ、失敗の可能性を見据えながらも、いつでも思い切って挑戦することが出来るようになりました。
私は現在10個ほどの選択肢がありますが、まだまだ増すことが出来ると思っています。
選択肢を増やすことは意外に簡単なことで、今は無料で始められるネットビジネスや、資格講義を無料で受けられるオンラインスクールなどもあります。
「世の中そんなに甘くないよ」から
「世の中そんなに悪くはないよ」に変えていこう。
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