
私は沖縄に住む
3人の子を持つシングルマザーです
子育ても終盤に差し掛かり
毎日綺麗な海に癒され、穏やかで、
心豊かな生活を送っています
(ここまで来るのに、3回ほど死にかけての今ですが… )
全てが愛だと腑に落ちてからは
【愛で在る】事が全てになりました。
さて、前回の続きから
前回はこちら👇
妊娠期間は、10月10日。
私の妊娠期間は、すでに40週を超えていた。
義実家からは、まだか?まだか?と
連絡だけが毎日あるけど、
おしるしが来ない…
歩いても、運動しても、何しても…来ない
きっと、出て来たく無かったんだと思う
だけど、41週になり先生から
入院準備して病院へ来てください、
胎盤機能が落ちる前に
『出します!』と言われた。
えっ?出すの?
強制なの?、、。
『居心地よすぎて、出てくる気がないみたいだからね…』
と、、冗談混じりのマジな電話に…
私は、期待✨と不安にまみれながらも
言われるまま入院した。
病院に着くなり、一通り検査をして
あちこちに、心電図やら心拍数やら
取り付けられ、点滴から
すぐさま、陣痛促進剤を投与された。
しばらくして、
ぎゅぎゅーぎゅーと、
お腹が繰り返し張って、あちこちが
痛くなって来た
それは、リズムを取る様に
間隔を空けて襲ってくる
えっ、ちょっと待って、、、、私は
靭帯断裂した時を思い出してた
そう、でもあちこちに激痛が。
こ、腰が折れる。。。その前に死にそう
もう、ほんとに死ぬかもしれない
と、頭の中でも言葉にも出てた
本気で
声にならない…痛み
何、これ、やばぃ死ぬ。
無理無理無理無理

って、言うのをもう、、5、6時間も
やった頃…
子宮口が、8㎝まで開いたよ!
一旦、お部屋を移動しますので、陣痛が来てないうちにゆっくり歩いてねと、言われ別部屋で
待機しながら、陣痛に耐えていた。
あと、もう少し頑張れっ!
今日中には産まれるかなぁーと、看護婦さんに
励まされるも…
正直に言うとこの時点で、私は
すでに疲れ果てていた。
まだ、『これから本番のお産が始まるなんて!』と、言ったら、
『なに言ってんの!まだ分娩台にも上がってないから、始まってもいないよ!』
と、一蹴され
半ば絶望していた。
『今、隣の人も分娩台に上がったので、ちょっと待っててね!』と、言い残して
私は、ひたすらヒィヒィ〜
言って痛みを逃すのに精一杯だった。
そして…恐ろしい事態に❗️
私は激しい痛みに耐え、子宮口が開くまで
死にそうになりながらも、
必死に頑張っていた…
いでぇー
と、間隔がだんだんと短くなってきて、
陣痛も、これを乗り切れば!!
と、そこで!!
『痛ぁ〜い〜、
やめて〜死んじゃう〜死んじゃう〜う〜うううー』
『あぁあああ〜ぁぁぁあああ』
と、断末魔のような凄い大きな声で、
お産真っ只中の隣の人が、
泣きながらわーわー
叫んでいた
私は、言い知れぬ恐怖と不安に襲われ…
一瞬、陣痛中なんてのも忘れ、
その恐怖に慄いてしまった
こ、怖いよぉ
こ、怖いから〜
本気で叫ぶのやめて!
と、私が言いたかった!
それから、20分もしないで、
『おぎゃ〜んぎゃ〜』
と、産まれたての、力強くもか細い泣き声が響いて来た
お、、やったね、無事に産まれたね!
『お疲れ様…』なんて、私は心で安堵した。
それから、間もなく…
看護婦さんが私の様子を見に来た…
そこで、、、、。
若干、意気消沈気味の私を見るなり
看護婦さんが、え?っえ?
どうした?なんでっ?と、
私に聞いてくる。。
え?…何ですか?
と、私も聞くと、、
まさかの
ありえない事に、、、
さっきのあの、
リアルで恐ろしい
恐怖の叫び声を、直接…
聞いてしまった事で、
私の子宮口は3㎝まで閉じてしまっていた。
いゃ〜ん
嘘でしょうーー
私の
地獄の7時間を返せー❗️!!
ふ、ふざけるなぁぁぁあ
この時点で、朝から入院してすでに
10時間は経って居た…
私は抑えきれない、怒りと悲しさとで、変なエネルギーを放出して居た❗️
そして、心では、
このまま
もう手術で出してくれ!!
と、イライラしながら感情的になっていた。
が、しかし
これが、まずかった…ほんとにバカだった。と、後日思い知らされるのです。
そして、院長先生が…
『今日はもう生まれないな』
の、一言で呆気なくも終わったのだ
私のあの苦しみ抜いた、あの時間は
一体何なのよー
え?で、また明日もこれやるの????
嘘でしょ〜
マジでもう無理なんですけど
と、私は疲れ果て泣きながら、
気が付けば寝落ちしていた。。。
そして、翌朝…
なんとも言えぬ
最悪な気分で目が覚めた…
ゾロゾロと私を囲み、血圧を
ガシガシ測っている…
『さぁ、今日こそは出てきてくれないとね♩』
などと、軽く言う看護婦さんを尻目に私は、返事の代わりに寝たふりをした
もう、勘弁して欲しかったが、
可愛い我が子にも、早く会いたい…
私の理不尽な、
悲しい葛藤も軽くあしらわれ、
淡々と、またも前日と全く
同じ工程がなされていくのだった。
点滴を始め、30分くらいで、お腹が
早くも、
ぎゅ〜ぎゅ〜言い出した。
またこれだ…いやぁ〜
しんどい、、正直しんどい、
私は、いくら寝たとは言え、やはり
前日の疲れはまだまだ残っており、
痛みに耐えるのも、すぐに疲れた
これは、
くたばるのは、今日は早そうだなぁ、、、
などと、この先の見えない耐久レースに
何だかやるせなかった。。
また、昨日と同じ様な陣痛に耐えつつ
2時間くらい経ったころ、、
あっ、良かったね!今日は早そうだよ!
もう、子宮口も8㎝まで、開いて来た!
と、なにやら嬉しそうな看護婦さん…
このまま、あと少し頑張っててね❗️と、
陣痛が治まった所で、部屋を移動しましょう❗️
おっ!今日は、もしかしたら
あんなに長くかからないの??
あんなに長時間、痛みと闘わなくても
済むのかしら???
なんて、ちょっとワクワク💖して来ていた
いい加減、早くに会いたいし
よーし!頑張ろう〜
と、最後の気合いを入れ、私は最終勝負に
備えた❗️
分娩台へと移動して、
子宮口が、9㎝開いたかなー??と、
看護婦さんが触診している。。。
『だいぶ、頑張って来たから、ちょっと
羊膜破って、破水させようね!』と、
言って、なにやらやってる…
私はドキドキ💓して居た、
これから、大勝負〜
これが最後だ!頑張るぞー❗️
と、何だかナチュラルハイになって居た。
と、そこで急に
『ちょっと、早く心拍測って!違う!お母さんじゃなくて、赤ちゃんの!』
『それと、院長先生呼んで!、早く!』
『早く!』
なにやら、尋常じゃないやり取りに、
私は??で、、、。
何?なに?なにがあったの???
やり取りを聞くしかない…
『破水させた勢いで、旋回異常が起きたみたいです、、エコーで見たら臍の緒が首に巻き付いてて、しかも頭が、左の骨盤に入っています』
『赤ちゃんの心拍も50まで下がってます!』
『お母さん、緊急手術します!赤ちゃんの心拍が下がって危険なので、急いで帝王切開で出します。』
えっ?
ここまで、来て…『結局切るの?』
『確かに、昨日は
このまま手術で出してくれ…と思ったけど!』
だったら、始めから
そーしてくれよー
そーこーしてるうちに、
4人係で、
雑に勢いよく剃毛され…
私は手術台に移され、あれよあれよと、麻酔をかけられた…
大きなお腹に、消毒液がドバドバと、かけられ
完全に麻酔が掛かった所で、
私は、捌かれた。
ものの、15分位で
『おぎゃ〜んぎゃ〜』と、
娘は誕生した
その途端、私は
『終わった…』
ようやく、終わった…
しばらく、
涙が止まらなかった…
それから、長ーい時間
縫合され、私は身動きも取れない状態で、朦朧として居た。
初産で、2日に渡る陣痛MAXの末…オチは帝王切開…
私は、なんとこれに懲りずに、このあと2度も帝王切開するのだった
今回は、ただのお産話しになってしまいました
まぁ、こんな時も良いかな
ありのままに…