先々週の木曜日に映画「アベンジャーズ」を観た。
私としては珍しくミニシアター系ではなくハリウッドの娯楽作品。

1979年頃、「超人ハルク」という海外ドラマが深夜放映されていたのを覚えているだろうか。自分はあまりのめり込まなかったが大学のサークルの先輩が大ファンだった。
天才的な頭脳と妻を失った暗い過去を持つ科学者バナー博士。研究中に誤って大量のガンマ線を浴びてしまったことにより、怒りや憎しみの感情を抱くと体内に変化が起こり自分ではコントロールの効かない緑色の破壊的モンスターに変貌してしまう。
その超人ハルクと34年ぶりにスクリーンで再会するとは思わなかった。
しかもハルクの他に、米Marvel Commicsのヒーロー・ヒロイン7人が集結するアクション大作。人類史上最大の宇宙からの侵略者と戦うという実に単純明快なストーリーが展開される。とはいえ特撮のレベルは相当なもので3D上映も相まってなかなか楽しめる作品だった。

後方にいる緑の巨人が超人ハルク。左からホークアイ、ソー、アイアンマン、キャプテンアメリカ、ブラックウィドウ、そして国際平和維持組織シールドの長官であるニック・フェリー。
ニックは宇宙からの侵略者と戦うために、最強の力を持つこれらのヒーローを集め「アベンジャーズ」を組織し彼らに人類の運命を託す。しかし集められた彼らは反目し合いなかなかチームとしてまとまらない。
~映画「アベンジャーズ」 予告編映像 ~
#UP主様お借りします。
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この中の紅一点がブラックウィドウ。
ナターシャ・ロマノフというロシア人で地球防衛軍「シールド」の一員。サイボ-グでもアンドロイドでもないがオリンピック級のアスリート能力を持ち、頼もしいくらいに強い。
シャラポワとスーちゃんを足した様な超美人である。


今日の本題はアイアンマン
さて前置きが長くなってしまったが、今日の本題はブラックウィドウでも超人ハルクでもない。このアイアンマンである。

アイアンマン。日本語に訳せば鉄男。
私は完全にこれにハマってしまった。
映画「アベンジャーズ」に感化され、「アイアンマン1」「アイアンマン2」の2つのDVDも観た。
主人公のトニー・スタークは巨大軍事企業『スタークインダストリー」の元CEOで天才発明家だったが、兵器産業に疑問を感じ世界を破壊兵器から救う事に目覚める。
自ら開発した熱プラズマ反応炉アークリアクターと最先端の技術を備えたパワードスーツを装着して、高度な戦闘能力を持つアイアンマンに変身。
下記の映画トレーラーを見ていただいたほうが話は早い。
~3分でわかるアイアンマン~
#UP主様お借りします。
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アイアンマンの美人秘書がこのペッパー・ホッヅ(グウィネス・バルトロー)。

トニーは最後には彼女に会社の全経営を任せ、自分は研究開発とアイアンマンとしての仕事に集中する。
演じるグウィネス・バルトロ―は「恋に落ちたシェイクスピア」のヒロイン役でご存知の方も多いと思う。
ちょっぴりおしとやかで優しい表情が何となくミキちゃんっぽくて素敵である。
さて、自分は何故ここまでアイアンマンにハマってしまうのか。
それは男性なら潜在的に持っていそうなヒーロー願望だと思う。
(女性でも強い女へのヒロイン願望があるに違いない。)
夢でもいいからこんなパワースーツを装着して、助けを呼ぶ現場に大空から駆けつけドーンとヒーローの様に降り立ったってみたい。
さぞや痛快ではないだろうか。
こんなオッサンになってもそういう願望は消えてない自分に呆れてしまう。
冒頭で紹介した映画「アベンジャーズ」は全国で上映中のはず。3D映像も楽しめるのでストレス解消にいかがだろう。
貴方の忘れていたヒーロー願望が呼びさまされるかもしれない。
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ペッパー 「トニー大変よ! 日本人の女性3人組シンガーが何者かに誘拐されて監禁されてるらしいの! 場所はニューヨーク郊外!」
トニー 「女性3人組シンガー? ディスティニー・チャイルドみたいな感じか。とにかく近傍の監視カメラやスマートホンのカメラを片っ端からハックしろ。
お、早速捕捉に成功したぞ!」

「ずいぶん若いな。ビヨンセやミッチェルとは全然印象違う。アーティストデータベースと顔が一致した! キャンディーズ。。。こっちではあまり聞かないグループ名だ。可愛くてあどけない日本人の女の子たちだが、ん、かなり怯えているぞ! 場所はブロンクスの外れだな! よし出発だ!」


「あそこだな。」

ガラガラガラ! バーーン!
ドッカーーン!
「は。。。。。。!!」

「(おびえた顔で) 、、、あ、あなたはいったい誰。。。。。。。。」
「ま、まさかアイアンマン? た、助けに来てくれたの! 私たちはなんとか無事よ。」
「アイアンマン来てくれたのね。 私達。。。 もう。。。のど渇いて、おなかすいちゃったの。 わたし。。わたし、のーすればいいの。。」
トニー 「。。。かなりお疲れの様だな。私のオフィス兼マンションに行こう。高級シャンパンに一流シェフの料理も用意させとく。ま、俺はジャンクフードしか興味はないが。 さ、早いとこ、ここから脱出だ!」


「アイアンマン、じゃなくてトニー。。。素敵なお家ね。」
「景色も素晴らしいわー」
「おかげさまでゆうべはぐっすり眠れたわ。本当にありがとう。私達何とお礼を言ったらいいか。」
トニー「ん、まあ、気にせずもう2,3日ゆっくりしていってくれ。 ところで。。。 まだ君たちの歌を聞かせてもらってないんだが。」
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それから数週間後。。。。
ペッパー 「トニー、ちょっと来て! 見て、見て!」

「彼女達が日本のテレビに出てるわよ! なんて可愛いんでしょ! もう最高だわ!」
トニー 「こりゃー たまげた!! 何を歌ってるのかよくわからんがこの笑顔がたまらんよ。」

トニー 「ふっ、生意気で淋しがり屋か。。 。あの子達よく見てるな。。。」
ペッパー 「ん、どうしたの?」
トニー 「い、いやなにも。。 さ、仕事にかかるぞ!」