久々の吉祥寺 ~PennyLane通り SOMETIME~ | Bohemian78-ambのブログ

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昨日、久々に吉祥寺で下車した。

吉祥寺は自分の中高時代には庭の様な存在だった。
そして大学時代はPenny Laneというレンガ通りにあるピアノバーにJazz Liveを聞きによく通った。レンガりの西と東の端にそれぞれ1件づつ「HAM & EGGS」
と「SOMETIME」というライブハウスがあった。食事もでき、昼間の時間にもライブをやっていた事もあった。
当時、吉祥寺にはこれ以外にもライブハウスやJazz喫茶が多く、いわゆるJazzのメッカだった記憶している。

残念ながら「HAM&EGGS」は80年代に閉店したが「SOMETIME」はその後も老舗のLiveハウスとして存続した。今もあるのか不安になった。

Penny Lane通りに急ぐ。
昔懐かしい通りは今もそこにあった。

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やや品のない飲食店等も並ぶようになったのが残念だ。
そして通りの外れにいくと、あった!
SOMETIMEは今も健在。


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狭い入口を地下に降りると
まるで時間が止まっていたかのように昔の空間がそこにあった。

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スピーカーからしっとりとJazzが流れている。ランチタイムのはずだが客はまだ誰もいない。「いらっしゃいませ」の声でほっとした。笑顔で迎えてくれたのは髪の短いチャーミングな女性だった。

ピアノを囲むカウンター席に置かれたバンカーライトが懐かしい。
奥の古時計は今も時を刻んでいる。

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カウンター席を抜け、奥には半地下と中2階の2階構造になったテーブル席がある。自分はたまり場の様で落ち着く下側の席が好きだった。

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ハンバーグランチと珈琲を注文し、JBLのスピーカから流れるJazzに浸り優雅な昼休みを過ごした。 裏がドル紙幣デザインのレジシートも昔のままだ。

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帰るころには10名ほどのお客で埋まったが自分が一番年長者だったと思う。
思えば最後にこの店に来たのは30代の頃だっただろうか。膨大な時間過ぎ私も歳をとってしまった。

まだ、少し早いかもしれないが、秋が深まるとこのJazz Pianoの名曲が聞きたくなる。

~ビル・エバンス・トリオ Autumn Leaves 枯葉 ~
スコット・ラファロ(bass)との才能あふれるコラボレーションが素晴らしい。
#UP主様お借りします。




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吉祥寺を中心に中央線沿線は素朴な落ち着きがある。
これはいわゆる武蔵野の空気なんだなと思う。


そして武蔵野育ちといえばランちゃん。
吉祥寺は彼女の庭みたいなものだったに違いない。
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武蔵野の乙女の街、吉祥寺。