白山麓の秘湯★中宮温泉「にしやま旅館」にお世話になりました(347湯目) | 恋する“温泉♨探検隊”★ Enjoy Japanese Hot Spring (Onsen)!!

恋する“温泉♨探検隊”★ Enjoy Japanese Hot Spring (Onsen)!!

設備の“見た目”より“泉質と鮮度”重視して、地元の皆さんが通う“ジモ泉”と呼ばれる温泉共同浴場 & 公衆浴場を中心に、「温泉♨探検」を続けています。
探検♨に際し、皆様のご理解とご協力に感謝しています.
【開設日】2016年3月2日 ※福井県大野市出身、金沢市在住

路線バスが通る「瀬女」を12時30分に発車するコミュニティバスに乗りました、

直進すると、白川郷に通じる白山ホワイト・ロード。
中宮温泉は右折です。

30分かけて「中宮温泉」に到着(100円)。中宮温泉行は、この1便だけです。

53年前、アルバイト先の方に連れられて、「白山下」の電停から乗り継いだボンネットバスで、細い山道を揺られながら辿り着いたことを思い出しました。

 

終着の中宮温泉バス停から、坂道を上がります。
この温泉は、かつて“天領” だったのですね。


左手に、足湯らしきものが見えてきました。


渓流を臨む「猿乃浄土の湯」です。

さらに、進むと、右手に1,869年創業とされる「にしやま(西山)旅館」があります。「日本秘湯を守る会」の提灯も見えます。

早目にチェックインさせていただきました。


これから2泊の部屋です。

早速、露天風呂に向かいました。

熊の毛皮が迎えてくれます。


陶器製の露天風呂です。

もちろん、“独泉” !!

浴槽のお湯は、緑色に濁っています。

掃除が不十分なのかと思いましたが、これは “温泉藻” とのこと。初めての体験です。

続いて、内湯に向かいました。


暖簾をくぐると、左手に脱衣所があります。

こちらにも、「日本秘湯を守る会」の提灯があります。


浴室に入りました。

浴槽は、2つに分かれています。ただ、底で一部つながっています。泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。源泉の温度は61~65℃です。


左手の浴槽は、熱めです。


源泉が多めに注ぎ込んでいます。


右手の浴槽は、ややぬる目です。


こちらは、注ぎ込む源泉量が少ないです。
このように、両方の浴槽の湯温を調整しています。

立ち寄り客がいなくなるまで待ち、“独泉”を楽しみました。

初日の夕食です。
この日、3本目のビール。全身にしみわたるぅ !!


翌朝の朝食です。

しっかり食べました。


この宿で2泊するので、昼食もお願いしました。

宿の前には、「飲泉所」と「足湯」があります。温泉は、ほんのり塩味。

ここは、「胃腸に特効ある霊泉」として知られ、遠方からの湯治客も多かったようです。

温泉だけでなく、山からの冷たい水で顔を洗うと、とても気持ちいい !!

【探検日】 2024年8月27日&28日(円) ※宿泊なので無料
【再訪問レベル(3段階)】★★★

【施設関連情報】


石川県白山自然保護センター(2024 年3月)の資料も参考になります。
●「白山の自然誌 44 白山の秘湯・中宮温泉の歴史