路線バスが通る「瀬女」を12時30分に発車するコミュニティバスに乗りました、
直進すると、白川郷に通じる白山ホワイト・ロード。
中宮温泉は右折です。
30分かけて「中宮温泉」に到着(100円)。中宮温泉行は、この1便だけです。
53年前、アルバイト先の方に連れられて、「白山下」の電停から乗り継いだボンネットバスで、細い山道を揺られながら辿り着いたことを思い出しました。
終着の中宮温泉バス停から、坂道を上がります。
この温泉は、かつて“天領” だったのですね。
渓流を臨む「猿乃浄土の湯」です。
さらに、進むと、右手に1,869年創業とされる「にしやま(西山)旅館」があります。「日本秘湯を守る会」の提灯も見えます。
早目にチェックインさせていただきました。
熊の毛皮が迎えてくれます。
もちろん、“独泉” !!
浴槽のお湯は、緑色に濁っています。
掃除が不十分なのかと思いましたが、これは “温泉藻” とのこと。初めての体験です。
続いて、内湯に向かいました。
暖簾をくぐると、左手に脱衣所があります。
こちらにも、「日本秘湯を守る会」の提灯があります。
浴槽は、2つに分かれています。ただ、底で一部つながっています。泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。源泉の温度は61~65℃です。
こちらは、注ぎ込む源泉量が少ないです。
このように、両方の浴槽の湯温を調整しています。
立ち寄り客がいなくなるまで待ち、“独泉”を楽しみました。
初日の夕食です。
この日、3本目のビール。全身にしみわたるぅ !!
しっかり食べました。
宿の前には、「飲泉所」と「足湯」があります。温泉は、ほんのり塩味。
ここは、「胃腸に特効ある霊泉」として知られ、遠方からの湯治客も多かったようです。
温泉だけでなく、山からの冷たい水で顔を洗うと、とても気持ちいい !!
【探検日】 2024年8月27日&28日(円) ※宿泊なので無料
【再訪問レベル(3段階)】★★★
【施設関連情報】
石川県白山自然保護センター(2024 年3月)の資料も参考になります。
●「白山の自然誌 44 白山の秘湯・中宮温泉の歴史」