独り言 | たかぶーの事故被害者のためのブログ

たかぶーの事故被害者のためのブログ

自身も交通事故被害者です

交通事故に関する事を記載していきたいと思います

交通外傷を勉強しています、特に自賠責に対してどう後遺症を認めさせるかに関して勉強しており被害者のお役にたてればと思います

とある脳脊の団体が、今最高裁判事に脳脊に対して公正な判決を下せと言う署名活動を展開しています。その意見趣旨は

  1. 明らかに中立を欠く、損害保険会社の顧問医の意見書のみが採用され、3人の脳脊髄液減少症の専門医の『事故との因果関係を認めた確定診断』は全く採用されることがなかった点。
  2. 脳脊髄液減少症患者を何百人と治療している専門医の診断を却下し、厚生労働省の研究班メンバーでもある専門医の最新の意見書にも全く触れていないものであった。(最新の診断基準に照らし合わせれば、原告は外傷による脳脊髄液減少症といえる。)
  3. 事故を機に学校に行くことができなくなったことを原告の友人の多くが立証している(事故との因果関係がある)にも関わらず、判決文の中では全く触れられていない。
  4. 脳脊髄液減少症の知識の全くない読影医の判断を採用していること
上記はとある脳脊患者の行政訴訟を元に展開されています
という事らしいのですが、これは彼らが、行政訴訟の特殊さ、訴訟というものが決して、事実や正義を判断する場ではないという事を、まったく理解できていない証拠です。


この事例でも単に吉本反論に自分たちの弁護士の訴訟戦術、また行訴という特殊性の上で脳脊医が吉本反論に対して、判事を説得出来うるだけの完璧な意見展開が組み立てられなかったというに過ぎません。行訴は民訴と違い、国の不法行為の判断を下すのであるから判事はナーバスになりますので、民訴と同じレベルの証拠展開では勝訴はできません。


また、専門家とか確定診断だとか、証拠というものを見誤った意見展開にも違和感を感じます。そんなもんが判断基準なら数多く高名な専門医の意見書を出したもん勝ちになってしまいます。脳脊の医師が脳外の医師なら、吉本も脳外の医師なので医学的立場は同等です。


私は、このような的が外れている、責任の所在の持って生き方を間違えている活動には非常に危惧を感じています。これでプライドの高い判事という生き物が、いかに証拠を持って全てとするという、特殊な訓練を受けていても自分たちのテリトリーに張られたネガティブキャンペーンに、これから起きる脳脊被害者や認められない疾患の被害者に反作用が起き、態度を硬化させてしまった場合に彼らはどう責任を取るのであろうか?



私の周りにも多くの認められない疾患の被害者がいて、相談を受けている方もいる、彼らに対して少しでも悪影響の出る可能性のある事は容認できない