七姫物語:高野和 レビュー ~あきのどくしょかんそーぶん~ | 雑感雑記悠々自適 ~なんか色々と、そのなんだ。アレだ。~

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今日もライトノベルの読書感想文の時間であります。

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ではヨロシク。


■:七姫物語

著者:高野和

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<あらすじ>

今ではない時代。

この世界ではない場所の物語。


舞台は「東和」(とうわ)とよばれる一つの大陸。

絶対的な権力を持つ「王」ではなく、

象徴的な存在を示す「姫」を頂点に置いていた、東和の国の物語。


そんな象徴国家でありながら、先王の崩御により国政が乱れた政治的背景と、

野望を抱いた人間たちの思惑により、七人の「姫」が擁立され覇権を巡った時代。


舞台の主役となるのは、七人の姫の末姫。

名前は空澄(カラスミ)姫。

しかし彼女は、先代の王とは血の繋がりも何もない、

孤児院で暮らしていた天涯孤独の少女だった。



孤児院に暮らす天涯孤独の少女は渇望していた。

「ここからは見えない何かを見たい」という漠然とした想いを。


「大陸」から流れてきた野心家の武人と軍師はその少女に目をつけた。

七人目の「姫」として祭り上げ、辺境の地方都市に国を興すことを。


少女はそんな二人に純粋な好意を持った。

歴戦の修羅場を潜り抜けた、何者も寄せ付けない強烈な雰囲気を纏いながらも、

少年のように目を輝かせ、夜毎に天下取りの悪巧みをする武人と軍師に。


武人と軍師は少女に問いかける。

「俺たちについてくるのなら、この先、普通の生活は送れないよ。

 それでも良いかい?」


少女は二人についていく事を決意した。

自分を拾ってもらった恩と、二人に寄せる純粋な好意。

そして、自分自身の「ここからは見えない何かを見たい」という渇望から。


少年のように目を輝かせ、夜毎に天下取りの悪巧みをする武人と軍師に、

一人の少女が加わった。


武人と軍師、そして少女は、毎夜毎夜に語り合う。

「三人で天下を取ろう。」と。


孤児院に暮らす天涯孤独の少女は、かつての名を捨て、

東和七姫(とうわななひめ)の一人、空澄(カラスミ)を名乗る。


「姫」を演じる少女は、「ここからは見えない何か」を見るために

七姫物語の舞台に上がっていく・・・



・・・とまぁ、こんな感じのあらすじです。


<概要>

架空戦記モノのライトノベルですね。

世界観としては、東和(とうわ)という東の大陸に「姫」を頂点とする

象徴国家が群立している世界です。

今の日本が天皇を象徴としているので、日本人には馴染み深いかと。

まぁ、「姫」に対する信仰レベルは今の日本の比ではありませんが。


時代背景は、鉄砲が普及する前の武士の時代ぐらいですね。

感覚的には中国の三国志の時代に、日本の戦国時代の武士や忍者がいる感じです。

このあたりのごちゃ混ぜ感は、架空戦記モノの醍醐味ですね。

自分は歴史好きですが、歴史オタクではないので

時代背景が間違っていて云々・・・

などと目くじらを立てることなく楽しく読めました。


そんな東和の世界を舞台として、孤児院の少女が「姫」の視点で見ていく。

という物語です。


テーマとしては、少女の成長物語です。(たぶん)

姫としての役割や重責、他の姫たちの行動や決断、

自分を擁立した武人と軍師の行動、etc,etc...


それらを通して自分はどう考え、どう動くべきか、

幼いながらもしっかりと自分の答えを見つけだし、

精一杯「姫」の役を演じ、孤児院時代に思いをはせていた

「ここからは見えない何か」を一生懸命自分の目で見ていきます。


架空戦記モノといえば、独自の世界観における、

独自バトルや独自ルールが醍醐味かと思いますが、

この七姫物語の、孤児院の少女の心の機微を中心に描かれている作品になります。

なので、血湧き肉踊るようなバトルはあまりないので、

そういうのが好きな人は退屈かもしれません。

ただ、政治背景を舞台にした頭脳戦は熱いモノがあります。



<感想>

では感想を。

とにかく透明感のある文章です。

少女の思考を一人称として文章にした感じとでも言うのでしょうか、

詩でも読んでいるような、透明的で面白い文章です。

背景をイメージするのに結構苦労しましたが、

慣れてくると気にならなくなりました。


個人的に気に入っているのは、政治的な駆け引きの部分。

「姫」を頂点としている象徴制の国家なので、

余程の大義名分がない限り、戦は起こしたくても起こせません。

なのであらゆる駆け引きを使って、引くに引けない状況にまで持っていき

相手に最初に自分を攻撃せざるを得ないように仕向け、

大義名分を作って戦を起こしたり、そこに付け入って牽制したり・・・

という頭脳戦の駆け引きが非常に面白いです。


自分が最後に読んだ五巻では、そんな状況を利用しまくって、

武人と軍師が天下三分にまで漕ぎ着けています。

武人は一騎当千。軍師は博覧強記。

だけど性格はふたりとも山師そのもの。

この二人だけで、空澄(カラスミ)姫の陣営はもっています。


そして、天下三分の段階で空澄(カラスミ)姫の国は軍資金はすでにナシ。

あとはどうやって他の二国を潰し合せて漁夫の利を得るか?

という算段をしています。

そんな状況に、「大陸」からやってきた武人の宿敵も参戦してきて・・・

といった熱い展開が始まっています。


ああ、ちゃんとカラスミ姫と、御付の護衛である少年忍者との

「はぁとふる」な「ろまんす」もありますので、その辺もご安心を。(笑)


昨今の流行りであるバトルやハーレム的なラブコメや

ドタバタしたノリのギャグよりも、

政治的な駆け引きによる頭脳戦や、未熟な主人公が一生懸命考え抜いて、

自分なりの答えを見つけ出す。

といった心の機微を中心に描かれている作品が好きな方にはオススメです。

まぁ、電撃文庫では珍しい作品ですね。





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 ・・・って、全6巻とあるので、既に完結しているようですね。

 いつの間に。。(5巻までしか読んでいない)

 買わねば!



では、これにて♪



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