今年の春、入学してから2年住んでいた部屋を引っ越しました。
そのとき、からっぽになった部屋をみて、思い出したのは、つくばライフ初日のことでした。
大学から合格通知が届いた後、つくばに引っ越したのは、4月の頭でした。
私は4人家族ですが、なんと引っ越しには3人ともついてきました。
語弊がありますかね。怒られるかもしれません。
手伝いにきてくれました。
でも何も3人もこなくても・・・と正直思ったの覚えがあります。
筑波大学には、広大な大学の敷地内に、こりゃまた広大?で古い宿舎群があります。
(今は一部きれいになりました。私はその一角に住んでいます)
そこに私は住むことになっていました。
家賃は1万弱で、電気代は1カ月500円もかかりませんから、激安です。
さて。その部屋ですが、ドアをあけたときはさすがにへこみました。
ここは人の住むとこなのかしら?
・・・・
少し沈黙がながれましたが、家族力をあわせてきれいに磨いて絨毯をひいてみると、それなりに人の住むとことろになりました。
安心しました。
引っ越したその日に家族は福岡へ帰りました。
仕事、ありますからね。
駅で別れる際、両親にはひたすら「大丈夫」「大丈夫」と言っていました。
何がどう大丈夫なのかはわからなかったけれど、自分に言い聞かすかのように言っていました。
両親と別れたとき
それまで感じたことののない
喪失感と爽快感がありました。
「希望と不安がいりまじった」
と言いますが、そのときやっとその気持ちがわかったような気がします。
その夜は、誰もいない、家族のぬくもりの残る部屋でなかなか眠りにつけないまま天井を眺め続けていました。
自分がどこにいるのか「感覚的」にわからない
つまりはこれからどうしたらいいのか、どうするのが自分なのかわからない気持ちがそんな感覚をよびおこしたんだと思います。
結局、その夜はいつのまにか眠りにつきました。
最初のきっかけとして、外に出たいと思ってつくばを選んだわけですが
「暮らす」ことの実際までは考えいなかったんですね。
外にでることばかり考えていたら、
その中心にいる自分のあり方も、それに伴う「自由」と「責任」も見過ごしていた
という具合です。
これもまた経験。
さびしさと不安はしばらく付きまといましたが、私には絶対に必要なことだったと今は思っています。