グランディングの正しい理解 | Gyan のブログ

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グランディングという言葉を語る人は、スピリチュアルな世界で非常に多いのですが、何とも困ったことに、あまりにも誤解が蔓延しているという事実があります。




有名な先生たちも含めて、グランディングについての正しい理解のある人は、どうやらあまりにも少ないようです。




よく「あなたはグランディングが出来ていない。 もっとグランディングするように心掛ける必要がある」といったことを他者に向かって語る人たちがいます。




あるいは、自分自身の事をグランディングが出来ていないから、もっとグランディングができるようなエクササイズをする必要があると思って、日々努力している人もたくさん見かけます。




しかし、本質的な意味合いからすると、グランディングが自然に起こるサポートになるヒーリングやエクササイズを行うのは良いとして、グランディング自体を目的としたエクササイズをすることが、必ずしも好ましい結果をもたらすわけではないという事実に注意を向ける必要があります。




グランディングができている人というのは、臍下の丹田が充実している状態にあります。



グランディングを目的としたエクササイズというのは、一般的に丹田に働きかけるエクササイズのようですが、丹田を鍛えたりするワークには、いろいろ注意を要する問題点があるのです。




実に不思議なことに、そうしたグランディングに関わる問題点を適切に指摘している人は、なぜか稀のようです。




端的に何が問題かと言うと、とりわけ第2チャクラの浄化が不十分な状態の人や第2チャクラが未発達の人の場合には、グランディングのエクササイズはまったく意味が無いか、かえってエネルギーバランスを崩す危険性があるために、実践しない方が良いことが多いのです。




第2チャクラの浄化を、オーラの第5層以降の深いレベルで行うには、一般的には、それ相当に本格的なヒーリングが必要とされます。



逆に、本格的に第2チャクラのヒーリングを行いさえすれば、特にそれを目的としたエクササイズを行わなくても、誰でも自然にグランディングができるようになります。




もちろん、第2チャクラだけ浄化すれば良いというものではなく、一般的なチャクラヒーリングの手順としては、第3,4チャクラの浄化から始めて、徐々により深い領域である第2チャクラの浄化を進めて行く必要があるのが普通です。




第1チャクラにキズや歪みがある人の場合には、第1チャクラへの働きかけも、もちろんグランディングと無関係ではありません。




上記の説明で特に第2チャクラの問題に焦点を当てたのは、丹田の位置が第2チャクラに近接しているという事実とも関係がありますし、一般論として多くの人が第2チャクラの課題をクリアしないと、真にグランディングできる状態には至れないということとも関係しています。




さて、問題なのは、上記のような洞察が現在のスピリチュアルな世界では、実践的な理解を伴った形で十分に広まっていないことです。




そのために、たとえば丹田呼吸法などに代表されるようなグランディングに関係するエクササイズが、その人に適しているかどうか十分に見極めることなく、グランディングを促進するために積極的に広められているという困った現実があります。




さらに言えば、しばしば「あなたはグランディングが出来ていない」といった言葉を、スピリチュアルな教えの名の下に、他者に対するジャッジとして平気で語る人々が少なくないという、やはり困った現実が生み出されているのです。




グランディングとは何かについて、もっと正しい理解を得ることが重要です。



ある優れたヨガの先生は、グランディングなどまったく意味が無い・・・と語っていましたが、それは極論としても、本当のグランディングとは「する」ことというよりも、自然に「起こる」ことなのです。




グランディングに対する理解を巡る状況には、瞑想に対する理解を巡る状況と、ちょうど逆になっていると思えることが多々あります。




瞑想に関しては、瞑想は「する」ことではなく、自然に「起こる」ことだから、努力は必要ないし、集中とも無縁であるかのような教えを語る人たちがいます。




努力や集中が必要ないというのは、むしろグランディングについて妥当する教えなのですが、何故か話が逆になってしまっているのです。




瞑想が自然に起こることは事実ですが、その状態に至るまでの努力には、それ相当の真剣さが要求されるものです。



それに対して、グランディング自体を目的として真剣に努力するというのは、倒錯的な努力になりかねません。




丹田呼吸法のようなテクニックは、合っている人には良いのですが、合わない人には全く無駄になるか逆に有害な作用を及ぼします。




なぜ、こうした事が正しく理解されていなくて、広く誤解が蔓延しているのか、実に不思議としか言いようがありません。




正しい理解が広まることで、混乱に陥る人が一人でも少なくなる事を心から願います。



指導的立場にある人には、もっと正しい教えを広めて欲しいものです。