しつこく続きます。


ホテル前での感動の再会から、それぞれの車に乗り、一同は、ヌウアヌパリに行く途中のハワイの王族のお墓

「Royal motherium」へ。


今回の旅の目的の一つ。


王族へのお墓参りは、私の中では最重要目的でありました。


いくら日本でHulaを学び、Kahiko(古典フラ)を踊っても、それは空の上のお方達の物語りであって、他に足が着いてない感覚がずっとありました。


でも、今回は行かねば。


呼ばれてる。



と、おこがましくもハッキリ感じてました。


そして到着したロイヤルモザリアム。


クムやカビカさんが、何度も入場可能か確かめてくださって。

門柱が開く少し前に到着。



そうしたら、周りの落ち葉はきをしてた美しい女性が声をかけてくださいました。

彼女が着てたTシャツには、そこの財団の名前があり、スタッフの方だとお見受けしました。


クムが丁寧に、私達のことを説明してくださり、礼を尽くしてここに来たことを伝えると、その方は、少し待っててねとその場から去りました。


そしてしばらくすると、その美しい方は、レイポー(頭に被るレイ、もちろん本物でフレッシュでした)をかぶり、オリを言いながら、正門にお迎えに来ていただきました。


事前にカビカさんや、フラシスのマルヒアちゃん達が、私たちのために、長い長いティーリーフマイレのレイを編んできてくださり、私にはティーリーフのココ(頭につけるもの)を作って来てつけてくれました。


このマルヒア、私のハワイの娘ドキドキドキドキドキドキラブラブ

マルちゃん!ジャパニーズママ!と呼び合ってます。


クムからいただいた、八重咲のクチナシ(kiele)も髪にさしてもらい。

もちろん、クムとカビカさんはKihei(日本で言う袈裟のこと)をまといの待機。


そしてお迎えいただき、入門の許可をハワイ語でいただき、もちろんクマとカビカさんもそれに応えての入場となりました。


一同横並びで、長く編まれたティーリーフマイレを手にし、oli(詠唱)を唱えながら、延々とお墓まで歩きます。

oliは、繰り返し繰り返し。止まることなく、お墓に眠る王族の皆様のために、届くように。






お墓は、地下にあり、粛々と階段をおりました。


その先には、鉄門があり、この日は開いてはいなかったのですが、一歩先には、レイを奉納する台座があり、先程お迎え下さった方によると、私達訪問の翌日、色んなイベントで世界各国から色んな民族がレイを奉納に来るとか。


なので、私達は、混雑するその1日前にお参りした訳です。


正面にカラカウア王、その横にリリウオカラニ女王、カピオラニ女王、そのほかの王族の皆様が眠っている。

手を伸ばせば触れられる距離に。


鉄の門柱にロングレイを皆んなで丁寧に巻きつけ、地上に戻りました。


カビカさんは、最後に階段を上がってきたのですが、王族に背を向けることなく、オリを延々と唱えながらの退場。


その姿を見ただけで、胸にせまるものあり。


そして裸足になり、王族が眠る芝生の上で、フラの奉納をしました。


もちろん、奉納は皆様にはお見せ出来ないのだけれど。中では撮影は一切禁止だったので。


その後、先程の女性が、横にある教会⛪️をわざわざ開けてくださり、中のことを説明してくださいました。


ここも撮影禁止なので、写真はないけれど。


リリウオカラニ女王がデザインした明かり取りの窓や、それはそれは重たくて大きな鍵🔑を見せてくださったりと。


日本人の自分たちで来たら、到底経験出来ないあれこれを体験させていただきました。


聞けば、カビカさんやもちろんクムも、ハワイアンは何度もここを訪れ、オリとフラとレイを奉納するのだそう。


イベントで忙しい中、私達のために、手配ご準備くださった事が、嬉しくそして、誇らしくて、感動につぐ感動でした。


皆んななんだかわからないけど、涙止まらない人続出。


と、ここでサプライズ。


ハワイ島ヒロに在住の「Ke kiaʻi ao hula」のアンティナニが、ここにいらして下さったのです!


きゃー!アンティ!今回来れないっておっしゃってたのにぃ!と驚くと、クムとニヤニヤ目配せして

「カベヒ(私のこと)を驚かそうと思って」と笑うじゃありませんか!


くぅーー!やられたわい!笑い泣き笑い泣き笑い泣き


嬉しいサプライズでした!


その後一同お弁当を買い、カビカさんのお勤め先

「セントルイスハイスクール」へ。


ここは、全米から学生が集う「全寮制」のお金持ち御坊ちゃま学校。もちろん地元のお金持ち御坊ちゃま達も高級車で親が送迎する感じで。

道行く学生達は、なんとなくお上品なお子達ばっかりでしたウインク


クム曰く、ここの学校卒業した彼と結婚した奥さんの方が鼻高々になるんよ、アホくさ!とのことですが(爆)そんな学校で、ハワイアンカルチャーの「Hula」を教えてるのが、クムからウニキして、今はご自身が「kumu kawika」と呼ばれるカビカさんなのでした。もちろん、ケキアイアオフラの元トップダンサーのカビカさんでしたちゅーちゅーちゅーちゅーちゅーちゅー

 

と、ここで事件勃発。


日本から風っぴきのところ、無理をしてハワイ到着した「初ハワイ」の生徒さんお一人が、具合が悪くなりワーク前にホテルに戻ることになり。


幸いにもレンタカーをアンティナニが出してくださり、ホテルへ連れて帰ることが出来ました。


滞在してるホテルPKは、なんとドクターが常駐してるホテル。

でも幸いな事に、部屋で薬を飲んで休んだだけで、ドクターの診察は受けませんでした。


で、私はアンティと一緒にワークをしに学校にBack。


このアンティナニ。お名前は

Nani Naope。


はい、かのジョージナオペの姪に当たる方。

お顔もとってもアンクルに似ていらっしゃいます。

そしてハワイでは、今時のミュージシャンが一目おく、素晴らしい歌声とウクレレの演奏の有名なミュージシャンであります。


大好きなアンティ。


アンティナニだから、勝手に「アンテナ」とか呼んでいる不届者は、私であります笑い泣き笑い泣き


さて、ようやくのクムのワークショップ。


私がリクエストしたのは、滞在ホテル近くの


「Royal Hwaiʻian Hotel」でございまして。


この日着てたTシャツも、このツアーのために手作りステンシルした、どピンクのTシャツ(笑)


ワークはもう笑いが絶えない状態で、合いの手入れながら、アンテナとカビカさんの生歌と演奏であっという間に終わりました。


楽しすぎて笑いすぎて喉痛かった、ほんま笑い泣き


写真左手の端がアンティナニ、右端がkumu kawika


そしてこの日、私たちがショーでつけるプルメリアのレイをカビカさんの生徒さんや、マルちゃんファミリー、その他クムが召集をかけて集まってくださった色んな方が、プルメリアを採ってきて、作ってくださっていたのです。


この可愛い2人はアタシの孫(笑)

そう、マルちゃんの子供達。

この子たちも、パパに身体を持ち上げられ、必死に手を伸ばし、プルメリアを摘んでくれたのです。笑い泣き笑い泣き笑い泣き


実は、この週末、どでかいイベント続きに加えて、卒業シーズンも重なり、島中のお花がなくなる、特殊な週末だったのです。

ハワイの卒業式は、卒業生が家族友人からお祝いにフレッシュレイをもらうのがしきたり。

レイをもらいすぎて、顔が半分埋まってる、なんて光景があちこちで見られるとか。

なもんで、お店に頼んでも、数が確保出来ないのです。

6年前もお花が手に入らなくて。

チャイナタウンの花屋に片っ端から連絡つけても、全ての店で「数がないのよ」と断られた経験が。もちろんその時もクムのご手配でなんとかなったのですが。

今回私のリクエストのプルメリア。


こんなに皆んなで手作りしてくれたなんて。


一同ウルウルになりました。


みんなでパチリ。

こんなフレッシュなプルメリアの香り、うちのおばちゃん達は、初めて嗅いだのではないのでしょうか?


作ったあとの、keepがこれまた大変。


そんなこんなで、感動のレイメイキングを目の当たりにして、どれだけクムが私たちに愛情を注いでくださってるのか、みんな改めて感動したひとときでした。


その後ホテルに帰って、それぞれディナーやお買い物に行った生徒達。


この夜は、カラカウア大通りが通行止めで、あちこち催し物が盛りだくさん!ボンダンスもあちこちで踊っておりました。


その模様は続きへGO