10年? 15年?
数えていると
ますます心が
ピンクに染まっていく
サマンサです
こんばんは
そう…もう15年くらいに
なるかしら?
毎年わたしの誕生日に届く
バースデーカード
一年も途絶えることなく・・・
そして一日も遅れることなく・・・
とある進学塾で
アルバイトをしていたのは
わたしが20代のころ
中学生・高校生を対象にした
その進学塾で当時
わたしは事務と受付の仕事を
していたのですわ
職員室と受付が
一緒になった部屋には
授業の合間によく
生徒たちが遊びにきてね
ちょっと歳の離れた
「お姉さん」であるわたしに
学校のことや友達のこと
色々な話をしてくれました
そんな生徒のなかにいたのがI君
目鼻立ちがくっきりとしていて
わたしが卒業した高校の生徒会長
「将来、葬儀屋になって
市議会議員に立候補する」という
高校生にしてはユニークな
夢を語っていましたわ(笑)
進学塾を卒業してから今まで
ただの一度も会っていないのに
なぜか彼が大学3~4年生くらいから
わたしの誕生日には
毎年バースデーカードを
送ってくれるように
なったんですの
一体いつ彼に誕生日や
住所を教えたのか
まったく記憶がないんですけれど
それがいまだに続いていて
そう、もうかれこれ15年?
そんな高校生、大学生だった彼も
今では30代半ばの立派な大人
旅行会社に勤める会社員ですわ
そんな彼がね
毎年こんなメッセージを
書いてきてくれるんですの
"恋人"とは違う
"理想の女性"がいることは
僕の人生でとても幸せなことです
これからも僕の好きな女性で
いてくださいね
うっひゃーーーーぁ♡♡
バンバン! (←机をたたく音)
あらっ、やだわ
わたしったら
つい興奮してしまいましたわ
おほほほっ
せっかくここまで
落ち着いた
大人のオンナを
きどっていたのに
いつものサマンサに
戻ってしまいましたわね
まあ、しかたがありませんわ
I君 あなたの"理想の女性"は
今ではこんなんですわ
「僕の好きな女性」とは
随分とほど遠くなっている
かもしれないわね
でもね、わたしは
あの当時のわたしより
今の"サマンサ"が大好きなのよ
今までI君のことを
誰にも話さなかったのは
自分が嫌いだったから…
自分に自信がなかったから…
本当はこんなカードを
毎年貰えるような
素敵な女性なんかじゃない
そう思っていたから…
でもね、今年になって
ようやくこうやって
自信をもって言えるようになったわ
わたし、こんな素敵なカードを
15年も毎年貰ってるのよ
期日指定までして
毎年欠かさず送ってくれるのよ
わたしってすごくない??
あらっ?なんだかこのセリフ
どこかで聞いたことがあるわね
あっ、そうだわこの人だわ
そう、この顔が濃い
カミサマのBWAのお蔭で
わたし、生まれて初めて
自分のことを好きになれて
ありのままの自分でいいんだと
思えるようになったんだわ
でもね よぉく考えてみたら
I君もカミサマも
惹きよせたのは
わたし自身よね?
だって自分の波動(感情)と
同質のものが
惹き寄せられるんですもの
ってことは、やっぱり
わたしってすごくない??
と気分がますますピンクに
染まったところで
今夜はこの辺で失礼しますわ
I君 今年もありがとう♡