螺鈿迷宮 上 (角川文庫)/海堂 尊
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 先日読んだ『ジェネラル・ルージュの凱旋』がおもしろかったので、ブックオフで同じ作家さんの本をまとめて購入。はじめに開いたのが『螺鈿迷宮』です。

 『チーム・バチスタの栄光』でおなじみの、東城大学付属病院のある桜宮市にあるもうひとつの病院、桜宮病院を舞台にしたこわ~い話です。

 桜宮病院は、末期ガン患者を東城大学付属病院から受け入れてきたホスピス病院。
 軍医あがりの院長、謎めいた女医の娘二人が苦しい経営を支えています。その病院に、ひょんなことから潜入させられた落ちこぼれ医学生の天馬大吉、厚生労働省の型破りなお役人・白鳥とその部下・姫宮は、桜宮病院の闇を紐解いていく…というお話です。
 東城大学病院を舞台にした一連の作品とは雰囲気ががらりと異なって、重たいゴシックホラーみたいなお話でした。

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)/海堂 尊
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