今日は代々木公園で開催の、さようなら原発10万人集会に行ってきました。
TV朝日では、お昼のニュースで午前中の様子を、割と長めに流していました。
人数は最大規模になるであろうこのイベント、現在日本にいることは
この放射能と原発の問題に、これから長く付き合っていかなければいけない。
色々な主義主張がある中、拡大しつつある大きな動き(報道はされていないけど)。
この目で見、肌で感じたいと思ったからです。
もちろん私は、原発は無くてすむなら無い方が良いと思っている。
日本の立地(地殻上)や、今ある構造物の耐久年数、
先々の廃棄物管理費用、国土の狭さ人口分布、色んな面で無理がある。
福島の悲劇を2度おこしては絶対にダメだ。
絶対の安全など無いのに、悲劇を絶対に起こしたくない場合
なくす選択しか無い。少し時間はかかっても。できるだけ早く。
その先には国際原子力ムラがあり、デモなんかしても無くならない
とあきらめている人も多いと思う。それなりに知って解っている人の言葉と思う。
でも、福島の人は”福島に帰りたい””元に戻して欲しい”と言う。
帰れないと解っている人の言葉である。
二度と元に戻った福島を見ることは無いと解っている人の言葉である。
私はあきらめている人たちにも、こう言って欲しい。
”本当は無ければ良かった””もし無かったのなら無い生活を今しているはず”と。
原発の賛否を良く問うが、このような否も否の方にカウントして欲しい。
徐々に反対の人は増えてゆくと思う。健康被害が出始める2・3年後
次の世代での遺伝子エラーが見えてきてしまう20年後。
ドイツのように実際の汚染から20数年後にようやく決まることかもしれない。
今、原子力産業や関連業務に就いていて、悲しい板ばさみになっている人も
多いのではないかと思う。どうかそこに残って、欲しいです。
そういう場所にこそ、今回の事故で心が痛むような人が一人でも多くいて
将来の交渉権・決定権・人事等をにぎって欲しいです。