私は、毎朝出社する時間に

彼に「おはよう」メールを送ることにしています。

毎晩仕事が終わった時も同様に

「終わります」メールを送っています。

又、日々の些細な出来事や

思った事もメールで伝えています。


メールを送って彼に

「今日も元気に家事も仕事もしています」

と伝えているつもりでいます。

そして、彼のメールを待ちます。



彼はとても忙しい人です。

性格的にも、仕事での立場上も、

私の様な暢気なものとは

比べることさえ申し訳ない程、

忙しい日々を過ごしています。

ですから、本来であれば

私にメールなどしている暇はありません。


そのことは、

私なりに充分理解しているつもりでいます。

けれど、我が侭な私は

彼にメールを送ってもらうことを

お願いしてしまいます。

それは、彼からのメールがないと

私には彼の様子が全くわからないから・・・

「私達を繋いでいるのはメールだけなのです」

今まで何度も彼に訴えました。


私達は、お互い帰る家は別です。

仕事上も顔を合わせる事は皆無です。

私からは電話もできません。

例えば毎日顔を見ることがあれば、

何の会話も交わさなくても

相手の健康状態や気分等もわかるものです。

それは、家族に対しても、同僚に対しても感じます。

けれど彼の顔を見ることは、

特別な時でなければありえません。


愚かな私は、一つ考え始めてしまうと

どんどんと悪い方向へ想像が膨らんでしまい

不安になってしまいます。

彼からのメールが途絶えてしまうと、

もしかしたら彼の気分を害するようなことを

言ってしまったのか・・・

から始まって様々なことが浮かんできて

終には、彼が体の具合が悪くなって

寝込んでしまったのでは・・・であるとか、

果てには、事故に巻き込まれてしまったのではないか・・・

とまで考えは行き着いてしまいます。


彼は忙しいだけなのに・・・


彼もそんな私を理解してくれて

忙しい合間に無理をしてメールを送ってくれます。

それが分かるだけに、彼のメールが届くと、

嬉しさと同時に、申し訳なさに頭を下げたくなるような

気持ちになります。


それでも、

これからも私は彼からのメールを待ち続けます。

私達を繋ぐのはメールだけ

それは変わらないのですから。


けれど、彼の忙しさをもっときちんと理解して

つまらない想像はすることがないように

していかなくてはならないのだと思っています。

彼に少しでも負担になってしまわないように

努力して変えていかなくてはと思います。

その努力をきちんとわかってくれる彼だから・・・

そんな彼が好きで、

少しでも長い間彼とのことを

続けていきたいと願っているから・・・


今日も元気におはようメールを彼に送ります。

一日元気に頑張れるように。

                        samansa



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