嫁に行った時代
嫁入り道具は空では無く、タンスの中には新品の着物や下着や洋服を詰め込んだ
そしてご近所の人や、近しい人達にお披露目する風習もあった
母親は着物が大好きで、自宅に出入りしていた呉服屋さんから、結婚が決まる前から私と姉の着物をせっせと仕立てていた
姉は一応結婚をして嫁入り道具の中に着物を詰め込んだ
でも私は結局結婚する事無く、沢山仕立てた着物はそのまま眠っている
夏、冬の喪服は勿論、無地や訪問着、羽織、道行コート、極め付け高価だった泥大島紬が2枚、塩瀬帯や名古屋帯の数々!
金額にしたら凄いと思う!
その着物達は日の目をみる事無く、眠っている
母親が夜遅くまでせっせと仕事をしながら、少しでも品質の良い物をと作ってくれた着物
断捨離をしなくてはいけないけど、
私に出来るのだろうか?
どうしよう!
姉も殆ど手付かずのまま眠っている着物だけど、まだ嫁入り道具として晴れやかな舞台に立つ事が出来た
私の着物は40年間近く、和ダンスに眠ったままである
ごめんね!
晴れがましい場所にも連れて行けなかったね