ジャック『容態は?』
医療班『出血は止めたが意識はなく危険な状態です、すぐに搬送しないと』
ジャック『頼む、手術が終わり次第病室の警護に警官をつけてくれ』
三浦『わかった』
伊丹『ったく、自殺なんて図りやがって』
医療班『出血は止めたが意識はなく危険な状態です、すぐに搬送しないと』
ジャック『頼む、手術が終わり次第病室の警護に警官をつけてくれ』
三浦『わかった』
伊丹『ったく、自殺なんて図りやがって』
そこに右京登場
右京『果たしてただの自殺でしょうか』
芹沢『いやっだって僕らの目の前で自分を撃ったんですよ?』
右京『普通自殺する人間は頭を撃つと思いますがね~』
亀山『確かに、でも桜井は心臓すれすれのとこ撃ったわけだからやっぱり自殺に違いありませんよ』
ジャック『いや、ただの自殺ではなく胸ポケットに入った携帯を破損させることが目的だったってことか』
右京『ええ、とっさに携帯を破壊するために撃ったと考えると彼の行動につじつまが合います』
亀山『誰か仲間の存在を知られたくなかったってことですか』
右京『今回の一連の事件を引き起こし、仲間を確保するには相当な資金が必要です。彼は定職についていないはずですから大きな後ろ盾がいると思いますよ』
亀山『一体誰何すかね』
米沢『杉下警部、これをご覧ください』
伊丹『ちょっとまて米沢!俺らに言えよ』
右京『パソコンから何か見つかりましたか』
米沢『頻繁に見ていたサイトです』
亀山『何すかこれ、警察批判の掲示板かな?』
米沢『ええ、それもかなり強烈な内容ですな』
伊丹『じゃあ、単に警察を嫌っての犯行ってか?』
右京『ならば警視総監を執拗に狙う必要などありませんよ』
亀山『暴力団がらみですかね』
右京『それにしては用意が周到すぎます…犯行グループも事件に利用された人間も全て桜井のつながりですから単独犯ということにしかなりません』
ジャック『そんなことができるということは警察内部に黒幕がいる可能性もあるな』
伊丹『おいおい、正気か?』
芹沢『そんなことになったら警察の信用は失墜しますよ』
右京『そうならないために真相を明らかにしなければなりません』
亀山『もう目星は付いてるんですか?』
大河内『杉下さん、約束のものお持ちしました』
伊丹『?監察官が何でこんなとこに』
右京『僕がお呼びしました、警視総監を狙いそうな人間がいましたか?』
大河内『正直、こんなこと調べたくありませんでした』
亀山『じゃあ、見つかったんすね』
大河内『可能性があるのは国分副総監です。彼は通信傍受法に最後まで反対していました。逆に熱心に推進していたのが警視総監です』
亀山『通信傍受法って警察権力で合法的に盗聴できるってあれですよね』
右京『ええ、犯罪捜査に大きく貢献が期待される一方で、多くの市民のプライバシーが強引に奪われます』
伊丹『しかし、確かもう成立して来月の施行を待つだけじゃないですか?』
右京『ええ、試験的に6ヶ月間です。その検証結果を踏まえ延長するか、廃止するかを決めることになっています』
大河内『その試験期間が来る前に行動を起こしたと考えられなくもありません』
亀山『しかし、副総監じゃ手も足も出ませんよ、当然証拠も残してないでしょうしね』
右京『確かに難しいかもしれません、しかし諦めるわけにはいきませんよ』
芹沢『いま、所轄から連絡が入りました。桜井の自宅が何者かに荒されているようです』
伊丹『よし、行くぞ』
右京『僕らも行きましょう、大河内さん必ずこの調査結果を無駄にはしません』
亀山『官房長には知らせるんですか?』
右京『いいえ、真相が明らかになってからでも遅くありませんよ』
桜井の自宅にて
所轄『御覧の通りです、何かを探したのかかなりひっくり返されてます』
伊丹『くっそ、何か証拠品を持って行かれたか』
芹沢『でも、こうなると桜井はやっぱ何か秘密を持っていたんですかね』
米沢『特に目ぼしい物は残されていません、むろん財布や貴金属もありません』
右京『空き巣に見せかける必要がありますからね~しかし桜井が何か持っているとして素直に自室に置いているとは考えにくいと思いまえんか?』
亀山『じゃあ貸し金庫とか裏をかいてコインロッカーとかですかね』
右京『それでも鍵を持つ必要があります、それを奪われては元も子もありません』
米沢『では、この部屋のどこかにまだ隠されているということですか』
右京『用心深い彼なら十分あると思いますよ』
部屋を探す捜査員と特命係
亀山『やっぱ何もありませんよ』
伊丹『だいたい何かを持ってるってのも警部殿の憶測に過ぎないでしょ、持ってかれた可能性もあるしな』
右京『亀山君、このタンスはこの部屋には少々大きいと思いませんか?』
亀山『まあ、でも中を見ても何もありませんでしたよ』
右京『みなさん、このタンスを移動してもらえませんか』
そして移動する
伊丹『俺たちだけ持って警部殿は見てるだけかよ』
右京『失礼、タンスの裏にコンセントの口がありますね~』
米沢『確かに不自然ですな、調べてみます』
伊丹『なんだよ?』
米沢『これはダミーのコンセントですな。中にあるのは鍵のようですね、おそらくどこかのコインロッカーでしょうな』
右京『内密に調べていただけますか?』
米沢『承知しました』
しばらくして
特命にて
米沢『わかりました。新宿駅南口のコインロッカーです』
右京『どうもありがとう、亀山君行きましょう』
そして車で移動を開始
右京『先ほどから誰かに付けられているようですね~』
亀山『みたいですね。どうします?振り切りますか?』
右京『いえ、彼らにもお話を伺いたいですね~』
亀山『じゃあ、こうしましょうか』
続く~