特命の二人は鈴木の住むアパートの前にやってきた。部屋に入るため管理人を呼ぼうとしたとき、鈴木の部屋の中で物音がした。
亀山『今音しましたよね?』
右京『ええ、ドアの鍵も壊されていますね』
亀山『今音しましたよね?』
右京『ええ、ドアの鍵も壊されていますね』
急いでドアを開けると、部屋の中では男が何かを探していた。二人に気付いた男は窓から逃走を図った。
亀山『待て、こら!』
右京『亀山君、急いでください!』
亀山『待て、こら!』
右京『亀山君、急いでください!』
そこに逃走方向から伊丹らが来た
伊丹『何やってんだ、おい』
亀山『そいつを捕まえろ!』
芹沢『え?』
男は別の道を逃げる、そこに右京がどこからともなく現れる
右京『おやおや、物騒なものをお持ちですね~』
伊丹『何やってんだ、おい』
亀山『そいつを捕まえろ!』
芹沢『え?』
男は別の道を逃げる、そこに右京がどこからともなく現れる
右京『おやおや、物騒なものをお持ちですね~』
男はナイフを突き出した、しかしすぐに右京に投げられ取り押さえられる
亀山『すいません、しかしどっから来たんです?』
右京『そんなことより、部屋から何を盗み出したのですか?』
男『・・・』
伊丹『とにかく家宅侵入の現行犯で逮捕だ。来い!』
亀山『部屋に戻りますか』
右京『ええ』
部屋に戻り、二人が手紙を探していると雑誌の間から手紙が見つかった
亀山『これですね、それにしてもさっきの男は何者なんですかね?』
右京『それはこの手紙を分析してみなければ何とも言えませんね』
鑑識にて
米沢『お待たせしました、残念ながら指紋の類は発見されませんでした。唯一わかったことといえばこれが印刷されたのがC社のPXV360というプリンターであることぐらいですな、お役に立てなくて申し訳ありません』
右京『そうでしたか、しかしそうなると疑問がひとつ』
亀山『なんで手紙を取り返しに来たかですか』
右京『ええ、警察がマークするのが時間の問題だと分かっていながら取り返しにきた…犯人側の行動が読めませんね~』
米沢『犯人側にも焦りが相当あるのでしょうかね、私ごとですが完璧な仕事をしたと思っていても不安になるものです』
右京『…なるほど。もういちど古室さんの家を調べてみましょう』
亀山『はい』
取り調べ室にて
伊丹『お前、誰に頼まれて何を調べてたんだ?』
男『…』
三浦『名前ぐらい教えてくれたっていいだろ~』
男『…』
外から見ていた芹沢『さっきからあの調子ですよ、何を聞いても完全黙秘』
亀山『あいつがカギを握ってんだからしっかり調べろよ』
芹沢『僕に言わないで下さいよ~』
右京『凶器に残された指紋とは一致したのですか?』
芹沢『それも一致しなかったので、僕らもどうしていいか…』
中に入る右京と亀山
右京『1分だけよろしいですか?』
三浦『1分で聞き出せるならどうぞご自由に』
右京『古室さんの部屋からいくつかの写真が発見されました。音楽関係者との写真、芸能関係者との写真、さらにはある団体の写真、そしてそこにはあなたも写っていました、そしてその隣には…有名な人物が写っています』
(写真を見せる)
男『もうわかってしまったんですか…』
右京『あなたは華原教のメンバーですね』
男『…ええ、でも教祖は関係ありません』
伊丹『華原教?』
三浦『おいおい、華原教と言ったら公安もマークしている宗教団体じゃないか』
亀山『あんたが鈴木に手紙を出したのは認めるんだな?』
男『ええ、ただそれだけですよ』
特命にて
角田『華原教っていったらかなり黒い噂が絶えないからな』
亀山『なんだかんだで金をかき集める連中みたいですね』
右京『少しずつ事件の真相が見えてきました』
現場となったホテルにケイコ、華原組教祖(華原隆弘)を呼び出した特命係
ケイコ『犯人はこの人です!』
華原『何を言ってるんだ…私は疑いを晴らすためにここに呼ばれたんだ』
右京『おっしゃる通り、今回の傷害事件に関してはあなたは無実です。しかしこの一連の事件に関しては大いに関係ありますよね~』
ケイコ『こいつよ!こいつが犯人なのよ!』
亀山『もう止めましょうよケイコさん、本当は傷害事件なんて存在しなかったんですから』
ケイコ『…』
右京『あなたの狙いは華原に罪を着せること、もっと言えば古室さんの復讐ですね?』
ケイコ『…なんで…』
右京『以前もお話ししましたが、あの時ルームサービスを頼んだことはあなたしか知りえません。しかしあなたは被害にあった。ここから導き出されるのはあなたが犯人を誘ったということですよ。あなたからの連絡で華原はホテルの部屋に来ました、そしてタイミングを見計らってあなたは自ら用意したレンチで頭を殴ったのですね?』
亀山『だから凶器が現場に残されたんですよ、しかも直前に華原に連絡を入れて警察がマークしているとでも言って慌てて引き返すように仕向けた』
右京『おそらく凶器からは華原さんの指紋が検出されると思いますよ』
ケイコ『それはそうよ…あの人に以前借りた物を使ったんだもの』
華原『まったく迷惑な話だ!』
亀山『あんたな、なんでケイコさんがこんなことを起こしたのかわかってんのか?』
華原『私には関係ない!』
右京『いいえ、先ほども言ったように事件全体にはあなたの存在が不可欠です』
亀山『あんた古室さんからかなりの額を受け取っていたんだろ!それも借金までさせて…』
華原『そんなのは彼の勝手だ、私が脅迫したわけじゃない』
ケイコ『あんたが何もかも奪ったのよ!』
亀山『借金だらけになった古室さんに、まだ金を出させようとしてあの詐欺事件に至ったんだろ』
華原『何を言っているんだ、私が何をしたっていうんだ!』
右京『今のところ我々にあなたをどうこうすることはできません、しかし明日は我が身。この言葉をよく覚えていてください』
ケイコ『こんな奴のために…私たちは…確かに古室も悪かったんです、あんな奴に引っかかったりして…でもどうしても許せなかった』
亀山『こんなことをしなくても、いずれ逮捕されたはずです』
ケイコ『そんなの待っていられません!一日でも早くあいつを葬り去りたかったんです!』
右京『華原さん、あなたは自ら後ろめたいことがあると告白してしまったんですよ』
華原『なんのことだ?』
右京『あなたは自分が嵌められたことを知り、しなくてもいい工作をしてしまった。鈴木という男を利用したのが最初です』
亀山『なにしろ自分の計画外の出来事だから相当動揺してたようだな、証拠能力のない手紙のために鈴木の部屋に自分の仲間を行かせたりしなきゃあんたに捜査の手が及ぶことはなかったはずだ』
華原『…』
ケイコ『でも、なんで私が自分でやったと?』
右京『防犯カメラの映像ですよ。華原はまるで防犯カメラの位置を把握しているように巧みに顔が映らないように来ています。あなたを殺害するためだけならリスクを冒してまでこんなことはしませんよ。つまり、場所を指定したのはあなたであること、さらに[面倒なことになるからカメラに残らないように]とカメラの位置を指示したのもあなたです』
ケイコ『小野田さんに警視庁が用意したホテルの場所を聞いていたので、カメラの場所を調べたんです』
右京『上層部というのは小野田官房長でしたか』
ケイコ『ええ、昔小野田さんは彼のファンだったようです』
亀山『すいません、しかしどっから来たんです?』
右京『そんなことより、部屋から何を盗み出したのですか?』
男『・・・』
伊丹『とにかく家宅侵入の現行犯で逮捕だ。来い!』
亀山『部屋に戻りますか』
右京『ええ』
部屋に戻り、二人が手紙を探していると雑誌の間から手紙が見つかった
亀山『これですね、それにしてもさっきの男は何者なんですかね?』
右京『それはこの手紙を分析してみなければ何とも言えませんね』
鑑識にて
米沢『お待たせしました、残念ながら指紋の類は発見されませんでした。唯一わかったことといえばこれが印刷されたのがC社のPXV360というプリンターであることぐらいですな、お役に立てなくて申し訳ありません』
右京『そうでしたか、しかしそうなると疑問がひとつ』
亀山『なんで手紙を取り返しに来たかですか』
右京『ええ、警察がマークするのが時間の問題だと分かっていながら取り返しにきた…犯人側の行動が読めませんね~』
米沢『犯人側にも焦りが相当あるのでしょうかね、私ごとですが完璧な仕事をしたと思っていても不安になるものです』
右京『…なるほど。もういちど古室さんの家を調べてみましょう』
亀山『はい』
取り調べ室にて
伊丹『お前、誰に頼まれて何を調べてたんだ?』
男『…』
三浦『名前ぐらい教えてくれたっていいだろ~』
男『…』
外から見ていた芹沢『さっきからあの調子ですよ、何を聞いても完全黙秘』
亀山『あいつがカギを握ってんだからしっかり調べろよ』
芹沢『僕に言わないで下さいよ~』
右京『凶器に残された指紋とは一致したのですか?』
芹沢『それも一致しなかったので、僕らもどうしていいか…』
中に入る右京と亀山
右京『1分だけよろしいですか?』
三浦『1分で聞き出せるならどうぞご自由に』
右京『古室さんの部屋からいくつかの写真が発見されました。音楽関係者との写真、芸能関係者との写真、さらにはある団体の写真、そしてそこにはあなたも写っていました、そしてその隣には…有名な人物が写っています』
(写真を見せる)
男『もうわかってしまったんですか…』
右京『あなたは華原教のメンバーですね』
男『…ええ、でも教祖は関係ありません』
伊丹『華原教?』
三浦『おいおい、華原教と言ったら公安もマークしている宗教団体じゃないか』
亀山『あんたが鈴木に手紙を出したのは認めるんだな?』
男『ええ、ただそれだけですよ』
特命にて
角田『華原教っていったらかなり黒い噂が絶えないからな』
亀山『なんだかんだで金をかき集める連中みたいですね』
右京『少しずつ事件の真相が見えてきました』
現場となったホテルにケイコ、華原組教祖(華原隆弘)を呼び出した特命係
ケイコ『犯人はこの人です!』
華原『何を言ってるんだ…私は疑いを晴らすためにここに呼ばれたんだ』
右京『おっしゃる通り、今回の傷害事件に関してはあなたは無実です。しかしこの一連の事件に関しては大いに関係ありますよね~』
ケイコ『こいつよ!こいつが犯人なのよ!』
亀山『もう止めましょうよケイコさん、本当は傷害事件なんて存在しなかったんですから』
ケイコ『…』
右京『あなたの狙いは華原に罪を着せること、もっと言えば古室さんの復讐ですね?』
ケイコ『…なんで…』
右京『以前もお話ししましたが、あの時ルームサービスを頼んだことはあなたしか知りえません。しかしあなたは被害にあった。ここから導き出されるのはあなたが犯人を誘ったということですよ。あなたからの連絡で華原はホテルの部屋に来ました、そしてタイミングを見計らってあなたは自ら用意したレンチで頭を殴ったのですね?』
亀山『だから凶器が現場に残されたんですよ、しかも直前に華原に連絡を入れて警察がマークしているとでも言って慌てて引き返すように仕向けた』
右京『おそらく凶器からは華原さんの指紋が検出されると思いますよ』
ケイコ『それはそうよ…あの人に以前借りた物を使ったんだもの』
華原『まったく迷惑な話だ!』
亀山『あんたな、なんでケイコさんがこんなことを起こしたのかわかってんのか?』
華原『私には関係ない!』
右京『いいえ、先ほども言ったように事件全体にはあなたの存在が不可欠です』
亀山『あんた古室さんからかなりの額を受け取っていたんだろ!それも借金までさせて…』
華原『そんなのは彼の勝手だ、私が脅迫したわけじゃない』
ケイコ『あんたが何もかも奪ったのよ!』
亀山『借金だらけになった古室さんに、まだ金を出させようとしてあの詐欺事件に至ったんだろ』
華原『何を言っているんだ、私が何をしたっていうんだ!』
右京『今のところ我々にあなたをどうこうすることはできません、しかし明日は我が身。この言葉をよく覚えていてください』
ケイコ『こんな奴のために…私たちは…確かに古室も悪かったんです、あんな奴に引っかかったりして…でもどうしても許せなかった』
亀山『こんなことをしなくても、いずれ逮捕されたはずです』
ケイコ『そんなの待っていられません!一日でも早くあいつを葬り去りたかったんです!』
右京『華原さん、あなたは自ら後ろめたいことがあると告白してしまったんですよ』
華原『なんのことだ?』
右京『あなたは自分が嵌められたことを知り、しなくてもいい工作をしてしまった。鈴木という男を利用したのが最初です』
亀山『なにしろ自分の計画外の出来事だから相当動揺してたようだな、証拠能力のない手紙のために鈴木の部屋に自分の仲間を行かせたりしなきゃあんたに捜査の手が及ぶことはなかったはずだ』
華原『…』
ケイコ『でも、なんで私が自分でやったと?』
右京『防犯カメラの映像ですよ。華原はまるで防犯カメラの位置を把握しているように巧みに顔が映らないように来ています。あなたを殺害するためだけならリスクを冒してまでこんなことはしませんよ。つまり、場所を指定したのはあなたであること、さらに[面倒なことになるからカメラに残らないように]とカメラの位置を指示したのもあなたです』
ケイコ『小野田さんに警視庁が用意したホテルの場所を聞いていたので、カメラの場所を調べたんです』
右京『上層部というのは小野田官房長でしたか』
ケイコ『ええ、昔小野田さんは彼のファンだったようです』
特命にて
亀山『今回のことで公安も動き出したみたいで、華原の逮捕は時間の問題だそうですね』
右京『そのようですね~』
角田『結局、ケイコのしたことも無駄じゃなかったってことだな』
亀山『しかし、何で人生が左右されるかわからないものですね~』
右京『ええ、古室さんも成功の陰で多くの人間にいろいろなものを奪われていたようですからね~』
角田『残ったのは奥さんだけだもんな』
亀山『もし俺がそうなっても美和子は助けてくれますかね?』
右京『君が信じなくて、誰が信じるというのですか』
亀山『そうっすよね~』
終わり~
亀山『今回のことで公安も動き出したみたいで、華原の逮捕は時間の問題だそうですね』
右京『そのようですね~』
角田『結局、ケイコのしたことも無駄じゃなかったってことだな』
亀山『しかし、何で人生が左右されるかわからないものですね~』
右京『ええ、古室さんも成功の陰で多くの人間にいろいろなものを奪われていたようですからね~』
角田『残ったのは奥さんだけだもんな』
亀山『もし俺がそうなっても美和子は助けてくれますかね?』
右京『君が信じなくて、誰が信じるというのですか』
亀山『そうっすよね~』
終わり~