51: 最大の弱点 英語で
No.51 Achilles’ heel 最大の弱点、アキレス腱 名詞句
例
① The Achilles’ heel of this city is the tsunami disaster.
この市の最大の弱点は津波災害です。
② Math was my Achilles’ heel.
数学は私の唯一の弱点、苦手なものでした。
③ The Achilles’ heel of this plan is whether or not we can manage it.
この計画の弱点は私たちがそれを管理できるかどうかの一点です。
☆ ギリシャ神話の英雄アキレスに由来する表現で、アキレス腱そのままです。神話では、アキレスの生後、戦いで全身どこも傷つくことのないようにと、母親は彼を黄泉の川に浸しましたが、握った足首だけが水に濡れなかったことから、ある戦いで足首を弓で射抜かれ、それがもとで死んでしまいました、のが由来。
☆ 英語のIdiomは何千とあり、実際に私たちが特に覚えなくてもよい陳腐なものも数多くあります。しかし今回の“~の弱点”を表すこの言葉は、私たちのビジネス、社会、日常生活の中で幅広く使える「キーワード」の一つです。ここで重要な一点はAchilles の発音です。英語圏にとってもこのギリシャ語の外来の固有名詞は、当然、英語圏での発音に消化し、かなり原音とは異なります。そのためか、あるいは「アキレス」の字と音があまりにも日本語として定着しているためかこのAchilles の英語式発音は私たちには少し不慣れで、このスペルからはいくつかの発音が出来そうで、正確な読みが分からず、発音が大切な課題です。仮にある会議、話し合いの場でこの表現を使って瞬時に全員に理解されてこそ、この表現のインパクトも味わいも出ますが、発音に不明確さが伴うと、この表現の使用効果が怪しくなります。昔、私はこれを自己流の発音で苦い経験をしたことがあり、私にはやや発音の難しさが伴う語でした。
☆ Achillesの万国標音記号では [ekili:z] 正確には記号の最初のeの字は上下反転したものです。日本語のアキレスの発音では英語圏では、まず通じません。この場合カタカナ発音で試みると、それは、[エキリーズ]、語頭の発音は“エ”の音とは微妙な違いはありますが、それでも、次にheelが続くこともあって、必ず通じるはずです。ただ、プリーズのような棒読みでなく“エ”にストレスを少し置く努力が要ると思います
☆☆追記訂正/Nov.10,'11: 語頭の音とストレス位置の再検討の必要:その後、EE辞書、英和大辞典などに発音の標記に相違を発見し混乱しております. Nativeの一人の見解は語頭の発音は英語のUPのUの短母音でその直後の”キ”にストレスがかかるとのこと。LongmanのEE辞書ではストレスマークは語頭の文字の直後にある。いま少し検証を重ねますが、これらを総合判断すると、私見では語頭の音は”ア”に近い短母音で自然と次の”キ”が強く発音すると推測されます。特に発音が大切なこの貴重な言葉ですが、現状では発音については確信が持ちにくい言葉です。今後の検証結果はこの場で紹介していきます。
☆ 確信できるAchilles’の発音の準備をして使えば、この貴重な慣用語Idiom を自分のものにできます。例文ように使用範囲は広く便利な言葉です。
★ 不死身でないのは足首だけという伝説を踏まえて、所有格 …..s’ のようです。